本を出します (5) | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

本を出します (5)

ミーティングを繰り返したあと、ライターさん・編集者さんから原稿をもらった。
その原稿を初めて見たとき、背筋がぞくっと来た。
「こんなにわかりやすくかけるものなのか!」
「自分にはこれは書けない!」
プロの技にとても感動した。

僕は常々
考えていることはいっぱいあるのに、それを伝えることが下手だなぁ、
そう思っている。

僕の文章をほめてくれる人もいるけれど、
それはたいがい、頭がよい、ビジネス系の人たち。
書き手がすばらしいのではなく、読み手がすばらしいだけだ。

実際には、僕の文章力は本を出せるレベルにはない。
・小難しい例が好きで、方向性がマニアックで、ビジネス口調
・推敲不足で「てにをは」が微妙におかしい
・書きたいことを書きすぎで、思いがこもりすぎてしまう場合がある
などなど。

だから、ライターさんの文章を読んだときに、感動した。

・どの情報を入れるか・入れないか
・どの順番で入れるか
・どのくらいのボリュームで入れるか
・どの表現で入れるか

ライターさんがなぜその文章にしたのかが手に取るように伝わってきた。
自分がいつも書いている文章と比べると、その差は歴然。
「プロフェッショナルはすごい」と身震いがした。

原稿を読んでくれたCTOも同様のコメント。

今回の本、僕の内容だけではなく、ライターさんの文章だけでも一見の価値ありです。