新卒はルーティーンタスクから始めたほうがよい、という話
3年間会社を経営してきて、いっぱい失敗も経験した。
その中の失敗の一つが、新卒のスタッフにいきなりクリエイティブタスクを任せてしまうことだ。
フィリピン大の難しい学部を優秀な成績で卒業したスタッフ。
頭はいいし、コミュニケーション能力も高い。
クリエイティブタスクもすぐにこなせるだろう。
そう思って、
講師が教えに来る場所の管理とか、
講師のレッスン評価データの分析をお願いした。
で、任せたところ・・・ 全然ダメだった。
使いものになるアウトプットが出てこないだけならまだよかったんだけど、
本人が自信ややる気を失ったり、
一緒に働くパートタイムスタッフのコミットメントが下がったり。
ホント、さんざんだった。
一方、新卒がぐんぐん伸びているチームもあった。
レッスン中の講師サポートのチームであったり、教材作成のチームであったり。
うまくいかなかったチームの共通項は、クリエイティブタスクの割合が多かった。
逆に新卒がうまくいったチームの共通項は、ルーティーンタスクが多く、
新卒のスタッフが最初はルーティーンから入らざるを得なかったことだった。
ルーティーンはパートタイム、フルタイムはクリエイティブ。
そういう区分けを定めていたから、「なんでだろう?」 と不思議だった。
で、じきに、恐らく次のようなことだと気づいた。
仕事には2タイプの仕事がある。
一つは、努力しただけ成果が出る仕事。
もう一つは、
しばらくは努力しても何の成果もでないが、
ある時点で急に成果がでるという仕事。
ルーティーンタスクは通常、やればやっただけ成果が出る。
クリエイティブタスクは通常、最初はどんなに努力しても成果がでない。
だから、ルーティーンタスクをやったスタッフほど、好循環に乗ることができる。
成果が出る → 前向きに取り組む → 成果が出る → 前向きに・・・
だから、ルーティーンをやる部署で新卒がぐんぐん伸びた。
また、別な説明としては、
ルーティーンはそもそもクリエイティブ作業として始まり、
それを効率化するうえで定型化・マニュアル化が進み、ルーティーンとなった。
つまり、ルーティーンはクリエイティブの極地であり、
クリエイティブをやる上で勉強すべき要素がつまった成功例、
だからクリエイティブをやる人はまずルーティーンをやるべき、というものだ。
ただ、もちろん、フルタイムスタッフにルーティーンだけをやり続けてもらうわけにはいかない。
クリエイティブがやりたくて入った人は、やる気を失ってしまう。
だから、クリエイティブな仕事をだんだん増やしていき、
どこかの段階でルーティーン0%、クリエイティブ100%にする。
また、例外だが、最初から100%クリイエイティブでも通用する場合もある。
つまり、言えること。
・人によって仕事の難易度が違うから、頑張ればぎりぎりクリアできるレベルにまで作業を分解した上で渡すべき
・つまり、まっさらな新卒を部下にもつ場合、最初はルーティーンタスクから始めて様子を見たほうがよい
・ただし、モチベーションが下がらないよう、クリエイティブタスクに移ってもらうのはどういう条件かを明示したほうがよい
これは、ミドルマネジメントのスキルのうちの一つだと思う。
その中の失敗の一つが、新卒のスタッフにいきなりクリエイティブタスクを任せてしまうことだ。
フィリピン大の難しい学部を優秀な成績で卒業したスタッフ。
頭はいいし、コミュニケーション能力も高い。
クリエイティブタスクもすぐにこなせるだろう。
そう思って、
講師が教えに来る場所の管理とか、
講師のレッスン評価データの分析をお願いした。
で、任せたところ・・・ 全然ダメだった。
使いものになるアウトプットが出てこないだけならまだよかったんだけど、
本人が自信ややる気を失ったり、
一緒に働くパートタイムスタッフのコミットメントが下がったり。
ホント、さんざんだった。
一方、新卒がぐんぐん伸びているチームもあった。
レッスン中の講師サポートのチームであったり、教材作成のチームであったり。
うまくいかなかったチームの共通項は、クリエイティブタスクの割合が多かった。
逆に新卒がうまくいったチームの共通項は、ルーティーンタスクが多く、
新卒のスタッフが最初はルーティーンから入らざるを得なかったことだった。
ルーティーンはパートタイム、フルタイムはクリエイティブ。
そういう区分けを定めていたから、「なんでだろう?」 と不思議だった。
で、じきに、恐らく次のようなことだと気づいた。
仕事には2タイプの仕事がある。
一つは、努力しただけ成果が出る仕事。

もう一つは、
しばらくは努力しても何の成果もでないが、
ある時点で急に成果がでるという仕事。

ルーティーンタスクは通常、やればやっただけ成果が出る。
クリエイティブタスクは通常、最初はどんなに努力しても成果がでない。
だから、ルーティーンタスクをやったスタッフほど、好循環に乗ることができる。
成果が出る → 前向きに取り組む → 成果が出る → 前向きに・・・
だから、ルーティーンをやる部署で新卒がぐんぐん伸びた。
また、別な説明としては、
ルーティーンはそもそもクリエイティブ作業として始まり、
それを効率化するうえで定型化・マニュアル化が進み、ルーティーンとなった。
つまり、ルーティーンはクリエイティブの極地であり、
クリエイティブをやる上で勉強すべき要素がつまった成功例、
だからクリエイティブをやる人はまずルーティーンをやるべき、というものだ。
ただ、もちろん、フルタイムスタッフにルーティーンだけをやり続けてもらうわけにはいかない。
クリエイティブがやりたくて入った人は、やる気を失ってしまう。
だから、クリエイティブな仕事をだんだん増やしていき、
どこかの段階でルーティーン0%、クリエイティブ100%にする。
また、例外だが、最初から100%クリイエイティブでも通用する場合もある。
つまり、言えること。
・人によって仕事の難易度が違うから、頑張ればぎりぎりクリアできるレベルにまで作業を分解した上で渡すべき
・つまり、まっさらな新卒を部下にもつ場合、最初はルーティーンタスクから始めて様子を見たほうがよい
・ただし、モチベーションが下がらないよう、クリエイティブタスクに移ってもらうのはどういう条件かを明示したほうがよい
これは、ミドルマネジメントのスキルのうちの一つだと思う。