クリスマスイブの日に働いてくれた、フィリピン側社員たち | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

クリスマスイブの日に働いてくれた、フィリピン側社員たち

10年前、大学生の時、僕はベンチャーで働いていた。
で、そのときの社長から教わったことがある。

「加藤くん、社長にとって一番大事な仕事ってなんだと思う?」
「売上を伸ばすことでもなく、お客様のためでもなく、社員のちからを伸ばすことでもない」
「一番大事なのは、社員に給与を支払うことなんだよ」
「社員に給与を払えていなくて、経営理念とか、売上を伸ばすとか、お客様のためとか、ありえないんだよ」

給与遅配やリストラもあった会社だったから、強く記憶にのこっている。

給与を支払うのは、実際たいへん。
払うお金があるかないか、だけではない。
残業代などを含め、実際にいくら払うべきかの算定や、
払うための振込作業など、
作業量はけっこう膨大。

とくに、講師数が2000名に近づき、スタッフ数がフルタイム・パートタイムで100名に近づきつつある今、
その傾向は顕著。
現在、経理スタッフに負荷がかかっている。


で、12月24日、クリスマスイブ。
フィリピンでは当然、会社はおやすみ。
そんな日にしっかり仕事をやってくれたのが、うちの経理スタッフ。


戦略コンサル辞めて起業している日記-xmaseve

画面中央にあるのは、クリスマスイブの料理。
ケーキとか、スープとか、チキンとか。

12月24日にフィリピン人に働いてもらうのは、
感覚としては、
1月1日に日本人に働いてもらうようなもの。

申し訳ないなぁ
ありがたいなぁ

そう思う。

でも、スタッフたちは、楽しそう。

家族とは過ごせなかったけれども、
オフィスで同僚とおいしい料理を食べれて、
少しは心休まるときが過ごせたのではないか。



この料理代は、会社から出した。
僕が発案したのではなく、クリスマスにも働かざるをえないとわかったときに、
あるスタッフが提案してくれた。

いきたお金の使い方だと思う。

僕ひとりではなかなかそこまで頭が回らないから、
そういうことを指摘してくれるスタッフがいるのは心強い。