英単語力増強には、160回の繰り返しが目安 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

英単語力増強には、160回の繰り返しが目安

英語学習を数字で議論すべき と以前書いたが、
英単語力増強には、160回の繰り返しが目安らしい。

面白い記事を読んだ。

Can't learn a foreign language? Not true, say scientists

英語の記事なんですが、多少意訳すると内容は次のとおり

a) 未知の外国語の単語でも、160回繰り返せば、「よく知っている単語」 と思えるレベルに達する
b) 繰り返しといっても、聞くだけ(正確には認識するだけ)で十分だった。復唱はしていない
c) 覚えようと頑張っているときではなく、リラックスしているときのほうが逆に覚えられる


たしかに、誰もが知っている "This is a pen"
"This"も、 "Is"も、 "a"も、 "Pen"も、中高で160回は聞いたり読んだりしていると思う。
で、そうじゃない単語は、160回は出会ってない。



さらに僕の意見を補足すると、

a) 未知の外国語の単語でも、160回繰り返せば、「よく知っている単語」 と思えるレベルに達する

・単純に160回やらなきゃ、という話ではないと思う。 「よく知っている単語」 というレベルは、相当高いレベル。
・「うろ覚え」くらいのレベルであれば、数十回で十分だと思う。
・「うろ覚え」からは、実践の中で出会うだけで自然に覚えていくだろう。
・とはいえ、「うろ覚え」レベルが50回だとしても、100語覚えようとすると5,000回。 道のりは長い

・また、たくさんの未知の単語に数回ずつ触れる環境は好ましくない、ということでもあると思う。
・例えば、未知の単語10個に50回遭遇する環境のほうが、未知の単語100個に5回遭遇する環境よりも望ましい。
・使用語彙が限られた環境からスタートするごとが、英単語能力増強に重要。
・たとえば、ビジネスの特定の分野とか、大学院での研究とか、恋人同士とか。
・で、その環境で覚えるべき単語を覚えられたら、別の環境の英語に世界を広げるべき



b) 繰り返しといっても、聞くだけ(正確には認識するだけ)で十分だった。復唱はしていない

・160回復唱しろ、という話ではない
・がんばろうとしなくても、未知の単語に触れてさえれば、自然に単語は覚えるものらしい。

・ただ、今回の実験は、「15分という限られた時間の中で繰り返しとすると・・・」 という、制約付きの実験。
・復唱の実験はしていないので、これだけをもって「復唱が無意味」とは言えないと思う。
・個人的な経験から言うと、復唱すれば、この160回という回数を減らすことができると思う。
・また、復唱すれば、一定期間内に遭遇する回数を単純に高めることにもなるだろう

・また、「認識する」点が重要だと思う。 160回聞き流してもダメ。 



c) 覚えようと頑張っているときではなく、リラックスしているときのほうが逆に覚えられる

・リラックスすることは、量の確保に重要だと思っていたが、質の確保にも役立つのかもしれない




いずれにせよ、
適切なマッチングで、適切な難易度の講師を紹介し、
生徒様に毎日英会話レッスンを提供すれば、
生徒様の英単語力増強につながるのだと思う。