結果に対して誠実であれば、したたかになる | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

結果に対して誠実であれば、したたかになる

昨日ある弁護士さんの事務所を訪問して、たいへんためになる言葉を頂いた。

「結果に対して誠実であれば、したたかになる」



ドラッカーはマネージャーの適性として、真摯さを挙げている。

.   人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、
.   報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分
.   ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(130頁)

真摯さ = 結果に対して誠実かどうか、と言えるだろう。



したたかとは、Yahoo!辞書によれば、

.   粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。

反意語は 「お人よし」 と言ったところか。



結果を出そうと頑張る人は、自分のやろうとしていることにベストを尽くす。
だから、お人よしではダメ。
かといって、自分の主張ばかりでもダメ。
ルールは守らなきゃいけないし、周囲の合意も得なければ、結果は出ない。
結果を出すために、色んな制約をかいくぐる、したたかさを身につけるしかない。



かなえたい夢があるとしたら、
誰かを本気で幸せにしたいとしたら、
自分の人生で譲れないものがあるとしたら、
したたかになるしかない。


結果に対して誠実であれば、したたかになる。
逆に、したたかじゃない人は、
結果に対する誠実さが甘いか、
誠実なんだけれども伸ばすべきスキル(=したたかさ)が不十分なのだと思う。