必要とされていない感
あるフィリピン人スタッフに、「最近モチベーションが落ちている」 と言われた。
「給料は上がってきた」
「優秀な人、すごく採りやすくなった」
「オフィスも大きくなったし、福利厚生も充実してきた」
「もっと働いてもいいはず。
「でも何でだろう、モチベーションが上がらない」
このスタッフは、フルタイムスタッフとしては超古株。
フィリピン側の組織が何とか回り始めたのは、このスタッフとフィリピン側パートナーに負うところが大きい。
色々話した結果、見えてきたのは、組織が大きくなってきた、ということだった。
・1年前とかは、組織が小さかった
・1人でも欠けると、大変なことになるのは、十分目に見えていた
・だから頑張った
・でも、今は他にも優秀な人がいっぱいいる
・自分がいなくても、組織は回る
・だから、自分が必要とされていない感がある
ベンチャー立ち上げ1,2年のときは、アドレナリンを常に出し続けなければならない状況。
それに慣れ切っていたのだが、アドレナリンが今切れてどうしよう、ということなんだと思う。
考えてみると、他にそう考えている古株スタッフがもう一人いる。
組織が充実してくると1人1人のモチベーションが落ちる。
これは怖い現象だ。
ただ、注意したいのは、そのスタッフが欠けても本当に困らないのかどうか。
正直、困る。
正確に言うと、以前と違って、短期的なオペレーションでは困らない。
けど、長期的には困るんだ。
古株スタッフたちがきっちりやってくれないと、
半年後・1年後を見据えた講師の質向上・量確保とか、
中長期的に重要な施策が打てないんだ。
古株スタッフたちがきっちりやってくれないと、ミドルマネジメントが育たないんだ。
ミドルマネジメントが育たないと、打てる施策の数が限られるんだ。
施策の数が限られると、ビジネスは大きくならない。
大きくならないと、競合に負けたり、為替とかの世の中の小さな動きでやられちゃったりして、
多くの生徒様・講師に迷惑をかける可能性が高くなるんだ。
そんなようなことを、その古株スタッフに話した。
必要とはされ続けているが、必要のされ方が異なってきている。
これが十分伝えきれていないらしい。
これは僕の落ち度で、しっかり考える必要がある。
とりあえず今考えている施策。
・長期的にはどういう状態になっていることが必要で、それが達成できないとどういうリスクがあるかを、ミドルマネジメント以上にもっと共有する。危機感を醸成するために。
・長期目標をブレークダウンした数値目標を持たせる。 長期目標を達成しつつあるのか、不十分なのか、明確にする
・ネガティブフィードバックを遠慮しない。 もっと上を目指し、目標を達成してもらうために。
うーん、これで十分だろうか。
何のために頑張るのか、という理由づけが必要なことは間違いない。
ただ、それをどうやるかが問題だ。
長期→短期のブレークダウンをシステマチックにやった方がいいのか。
それとも僕のリーダーシップスタイルをどこか変える必要があるのか。
じっくり考えたい。
レアジョブでは、フィリピン側で起こった現象が、半年から1年の間を空けて日本でも起こる。
日本側はまだ人が少なく、アドレナリンが必要な状況も多々あるのだけれど、
来年くらいからは違ってくると思うから気をつけたい。
「給料は上がってきた」
「優秀な人、すごく採りやすくなった」
「オフィスも大きくなったし、福利厚生も充実してきた」
「もっと働いてもいいはず。
「でも何でだろう、モチベーションが上がらない」
このスタッフは、フルタイムスタッフとしては超古株。
フィリピン側の組織が何とか回り始めたのは、このスタッフとフィリピン側パートナーに負うところが大きい。
色々話した結果、見えてきたのは、組織が大きくなってきた、ということだった。
・1年前とかは、組織が小さかった
・1人でも欠けると、大変なことになるのは、十分目に見えていた
・だから頑張った
・でも、今は他にも優秀な人がいっぱいいる
・自分がいなくても、組織は回る
・だから、自分が必要とされていない感がある
ベンチャー立ち上げ1,2年のときは、アドレナリンを常に出し続けなければならない状況。
それに慣れ切っていたのだが、アドレナリンが今切れてどうしよう、ということなんだと思う。
考えてみると、他にそう考えている古株スタッフがもう一人いる。
組織が充実してくると1人1人のモチベーションが落ちる。
これは怖い現象だ。
ただ、注意したいのは、そのスタッフが欠けても本当に困らないのかどうか。
正直、困る。
正確に言うと、以前と違って、短期的なオペレーションでは困らない。
けど、長期的には困るんだ。
古株スタッフたちがきっちりやってくれないと、
半年後・1年後を見据えた講師の質向上・量確保とか、
中長期的に重要な施策が打てないんだ。
古株スタッフたちがきっちりやってくれないと、ミドルマネジメントが育たないんだ。
ミドルマネジメントが育たないと、打てる施策の数が限られるんだ。
施策の数が限られると、ビジネスは大きくならない。
大きくならないと、競合に負けたり、為替とかの世の中の小さな動きでやられちゃったりして、
多くの生徒様・講師に迷惑をかける可能性が高くなるんだ。
そんなようなことを、その古株スタッフに話した。
必要とはされ続けているが、必要のされ方が異なってきている。
これが十分伝えきれていないらしい。
これは僕の落ち度で、しっかり考える必要がある。
とりあえず今考えている施策。
・長期的にはどういう状態になっていることが必要で、それが達成できないとどういうリスクがあるかを、ミドルマネジメント以上にもっと共有する。危機感を醸成するために。
・長期目標をブレークダウンした数値目標を持たせる。 長期目標を達成しつつあるのか、不十分なのか、明確にする
・ネガティブフィードバックを遠慮しない。 もっと上を目指し、目標を達成してもらうために。
うーん、これで十分だろうか。
何のために頑張るのか、という理由づけが必要なことは間違いない。
ただ、それをどうやるかが問題だ。
長期→短期のブレークダウンをシステマチックにやった方がいいのか。
それとも僕のリーダーシップスタイルをどこか変える必要があるのか。
じっくり考えたい。
レアジョブでは、フィリピン側で起こった現象が、半年から1年の間を空けて日本でも起こる。
日本側はまだ人が少なく、アドレナリンが必要な状況も多々あるのだけれど、
来年くらいからは違ってくると思うから気をつけたい。