2009年を振り返る
この1年間で、レアジョブは大きく成長した。
そして当然、成長は痛みを伴う。
成長の痛みの例として、経営者である僕は、仕事面で大きなスキル転換が迫られた
・初めて本格的に、正社員の部下を持った
・初めて本格的に、外国人で女性の部下のマネジメントをしなければならなくなった
・組織が拡大し、ミドルマネジメントを育成しなければならなくなった
・複数事業をマネジメントすることになった
この中で学んだのは、経営者としては、次の二つが重要だということだ。
1) 情熱・コミットメント。成功するまでやり通せるかどうか。
2) 自分にできないことは何かを正確に知り、対処する
1) 何よりも大事なのは情熱・コミットメント
組織が成長すると同時に、次から次へと新しい状況が出現する。
新しい状況に対応するためには、新しいスキルをどんどん習得する必要がある。
ときには自分がやりたくないこと・不得手なことを、
ずっとやり続けなければならないが、
それができるかどうかは、やりとおせるだけの情熱、やる気、コミットメントがあるかどうか。
経験なんて、ほとんど役に立たない。
スキルなんて、必要になってから身につければいい。
頭の良さなんて、頭が良いやつの知恵を借りればよい。
一番大事なのは、死ぬ気になって、必要なものを得ようと努力し続けられるか。
情熱・コミットメントがあるかどうか。
だから、できるやつは、不利な条件でもできるし、
できないやつは、できない言い訳を探してきて、結局いつまでたってもできない。
ほんと、それだけだと思う。
2) 自分にできないことは何かを正確に知り、対処する
さっきのは、必要だと思ったらとことんやる、ということ。
これは、自分の限界を正確に理解しておきましょう、ということ。
例えば・・・
・僕は、フィリピン側フルタイムスタッフたちの仕事の進捗を、いちいち管理できない。だから、取り組む課題を明確化し、課題の取り組み方(=Trial & Error)を示して、あとは任せる
・僕は、面接で人を見抜くなんてことはできない。だから極力、面接に頼らないで自然によい人が集まる仕組をつくろうと思う (例:このブログとか)
・僕は、取り組んだ施策を数字で評価することにあまりコミットできない。だから、日本側パートナーにそこをやってもらう
・僕は、計画性があるタイプではない。だから、最適なタイミングで誰かに連絡するとかはできない。だから、思いついた瞬間に誰かに連絡を入れ、「あとはよろしく」とあらかじめ言っておけるようにする。
・企画のほとんどは、当たらない。僕が出す企画もそう。だから、事前に人々の批判にさらし、やらないものを見極めようと思うし、施策として現場に投入するときも、フィードバックが得られるのに最低限必要なサイズにおさえて施策として実行する
自分にできないことを正確に理解すれば、経営者としてベストな行動がとりやすくなる。
この2009年は、組織が拡大するとともに、自分が驚くほど謙虚になった年でもあった。
しかし、この2009年、僕の人生にとって、非常に大きな転換点となった。
おいおい書いていこうと思うが、仕事のためにプライベートも大きく犠牲になった。
「なんのために頑張ってきたんだろう」「何で僕だけが・・・」と、
布団の中で一人泣く夜もあった。
だが、あの困難な状況の中でも、冷静に判断し、ベストな行動がとれた。
どんな才能を持って生まれ、どんな環境で育ち、どんな人・チャンスと出会い・・・
人によって置かれた状況は全然違う。
だから、人生のよしあしは、結果じゃないと思う。
与えられた条件の中で、いかにベストを尽くせたかだと思う。
Good loserになることは、Good winnerになることよりもはるかに難しい。
この2009年、よくぞ生き抜いたと、僕は自分をほめてあげたい。
2010年は、どんな年になるのだろう。 今から楽しみだ。
そして当然、成長は痛みを伴う。
成長の痛みの例として、経営者である僕は、仕事面で大きなスキル転換が迫られた
・初めて本格的に、正社員の部下を持った
・初めて本格的に、外国人で女性の部下のマネジメントをしなければならなくなった
・組織が拡大し、ミドルマネジメントを育成しなければならなくなった
・複数事業をマネジメントすることになった
この中で学んだのは、経営者としては、次の二つが重要だということだ。
1) 情熱・コミットメント。成功するまでやり通せるかどうか。
2) 自分にできないことは何かを正確に知り、対処する
1) 何よりも大事なのは情熱・コミットメント
組織が成長すると同時に、次から次へと新しい状況が出現する。
新しい状況に対応するためには、新しいスキルをどんどん習得する必要がある。
ときには自分がやりたくないこと・不得手なことを、
ずっとやり続けなければならないが、
それができるかどうかは、やりとおせるだけの情熱、やる気、コミットメントがあるかどうか。
経験なんて、ほとんど役に立たない。
スキルなんて、必要になってから身につければいい。
頭の良さなんて、頭が良いやつの知恵を借りればよい。
一番大事なのは、死ぬ気になって、必要なものを得ようと努力し続けられるか。
情熱・コミットメントがあるかどうか。
だから、できるやつは、不利な条件でもできるし、
できないやつは、できない言い訳を探してきて、結局いつまでたってもできない。
ほんと、それだけだと思う。
2) 自分にできないことは何かを正確に知り、対処する
さっきのは、必要だと思ったらとことんやる、ということ。
これは、自分の限界を正確に理解しておきましょう、ということ。
例えば・・・
・僕は、フィリピン側フルタイムスタッフたちの仕事の進捗を、いちいち管理できない。だから、取り組む課題を明確化し、課題の取り組み方(=Trial & Error)を示して、あとは任せる
・僕は、面接で人を見抜くなんてことはできない。だから極力、面接に頼らないで自然によい人が集まる仕組をつくろうと思う (例:このブログとか)
・僕は、取り組んだ施策を数字で評価することにあまりコミットできない。だから、日本側パートナーにそこをやってもらう
・僕は、計画性があるタイプではない。だから、最適なタイミングで誰かに連絡するとかはできない。だから、思いついた瞬間に誰かに連絡を入れ、「あとはよろしく」とあらかじめ言っておけるようにする。
・企画のほとんどは、当たらない。僕が出す企画もそう。だから、事前に人々の批判にさらし、やらないものを見極めようと思うし、施策として現場に投入するときも、フィードバックが得られるのに最低限必要なサイズにおさえて施策として実行する
自分にできないことを正確に理解すれば、経営者としてベストな行動がとりやすくなる。
この2009年は、組織が拡大するとともに、自分が驚くほど謙虚になった年でもあった。
しかし、この2009年、僕の人生にとって、非常に大きな転換点となった。
おいおい書いていこうと思うが、仕事のためにプライベートも大きく犠牲になった。
「なんのために頑張ってきたんだろう」「何で僕だけが・・・」と、
布団の中で一人泣く夜もあった。
だが、あの困難な状況の中でも、冷静に判断し、ベストな行動がとれた。
どんな才能を持って生まれ、どんな環境で育ち、どんな人・チャンスと出会い・・・
人によって置かれた状況は全然違う。
だから、人生のよしあしは、結果じゃないと思う。
与えられた条件の中で、いかにベストを尽くせたかだと思う。
Good loserになることは、Good winnerになることよりもはるかに難しい。
この2009年、よくぞ生き抜いたと、僕は自分をほめてあげたい。
2010年は、どんな年になるのだろう。 今から楽しみだ。