人事担当者 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

人事担当者

組織が小さいときは、
僕ひとりで、講師たち全員と直接話す機会がふんだんにあり、
その中でよさそうな人に、従業員になるようただ説得すればよかった。

ただ、組織が成長してくると、そうもいかなくなる。

・直接話す機会が減るから、だれがよさそうかわからない
・組織の中での役割分担が明確化するから、人材に対する要件だしをしておく必要がでてくる
・現在組織にいる人との相性を考えた上で採用しなければいけない

つまり、組織の成長に伴い、
人材採用の仕組みを整えていく必要がある。

・直接話す以外の方法で、優秀な人材を特定する仕組み
・人材の要件を特定する仕組み
・組織の中の人とのマッチングを保証する仕組み

ってなわけで、フィリピン側で人事担当者を雇った。

社員十数人の段階で人事専任・・・

早いのか遅いのかよくわからないが、
担当者、いい動きを見せてくれているのは確か。

あまり明確な指示だしをせず、放っておいてしばらく見ていたなか、
ひとつわかったのが、人事ってのは社内コンサルだということ。

・なぜ人が必要なのか
・どんな適性が必要なのか
・適性をもった人が多く集まる場所はどこなのか
・適性を見抜くにはどんな質問・テストが有効なのか
・そのポジションにはどんな魅力があるのか

こういう問いに対して、ひとつひとつ解をさがしていくポジションのようだ。

・・・っていう話を日本側パートナーとしていたら、
「加藤あいかわらず、ポジションありきでなくて人物ありきで雇っているね」
と言われた。

確かに!