共通言語 (1) | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

共通言語 (1)

文化のひとつの重要な要素は、共通言語だと思う。
・一言で端的に長い内容を説明できる
・文化外の人(外国人とか)には説明しづらい

例えば、
「空気を読め」というだけで、
日本人は、
「今、周りは特に強くは言ってこないけれど、君の行動を好ましく思っていないからやめておいた方がいい」
とわかる。

(アメリカ人に Read airって言っても、もちろんわからない)

あとは、
「それってプロフェッショナルなの?」 と上司から言われると、
外資系戦略コンサルタントは大いにびびって、
自分の行動のどこがおかしいか、自問自答を始める、とか。

(日系の優良会社、たとえばリクルートで「プロフェッショナル」って言っても、
 あまりよく響かないと思う。 
 リクルートではたぶん違う単語がこれに代わる言葉になっている。)


だから、共通言語が何かってのは、どういう文化なのかってのをよく表していると思う。
逆に言うと、文化を築く・デザインする手段の一つが、どういう言葉を普及させるかってこと。

レアジョブは、将来的には企業文化をきちんと打ち立てていかねばならない時期。
(=「Growing Pains」によれば 、フォーマルなシステムと、インフォーマルな企業文化の両方で組織をマネジメントする時期)

僕は企業文化のデザインに責任をもつ立場だから、
どうしようかなぁと色々考えている。

文化そのものはコントロールできないが、
その要素要素、たとえば共通言語はコントロール可能。

で、最近とてもうれしいことがあった。

長くなるので明日にまた。