友人の死 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

友人の死

昨日日本に帰ってきて、今日携帯を開いたら、
高校のクラスメイトが入院したとの知らせと、
亡くなったとの知らせが入っていた。

大学時代からベンチャーに興味を持って行動に移していたのは、
高校の同じクラスの中では、僕と、奴だけ。

奴とはそんなに親しかったわけではないけれど、お互い常に意識はしていた。
同窓会で会うたびに、互いの近況を報告し、どっちが先に行っているかを確かめる仲。

・ベンチャーで(ほぼ)フルタイムで働き始めたのは、僕の方が先。
・自分のビジネスを始めたのは、奴の方が先。
・本格的なベンチャーを始めたのは、僕の方が先。

ベンチャーに関心のある社会人を集めた交流会を、僕が始めたときに、
奴を何回も誘ったが、一度たりとして来てはくれなかった。
それは、たぶん互いに「負けたくない」って思っていたからだと思う。

一緒のベンチャーをやることはないと思っていたから、
レアジョブをつくるときには、声をかけることすら思いつかなかった。
だけど、遅かれ早かれ、奴は自分のベンチャーをつくるだろうなと思っていた。
僕と同じように、高校のときのクラスメイトと二人で始めるんだろうなと思っていた。

大学を卒業してから、戦略コンサルに入ったと奴に言ったときに、
「ふーん、大企業コースねぇ」
って言われて、そのとき悔しかった思いが、今のレアジョブにもつながっている。

奴がベンチャーで成功している姿が見たかった。
自分の一部がもぎとられたようで悲しい。