世界一になりたい | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

世界一になりたい

フィリピンで、向こうのスタッフたちと、ミッション・ビジョンについて色々話していたが、
「レアジョブを、世界一のオンライン英会話事業者にしたい」 と思った。

オンライン英会話に関しては、おそらく日本よりも韓国の方が進んでいるし、
中国や台湾などのアジア諸国や、ドイツなどのヨーロッパにもオンライン英会話各社があるのは知っている。

自分自身の足元を見ても、
もっと講師の調達能力を磨かなければいけないし、
トレーニングなどを通じて講師自身の力ももっとアップさせなければならない。
スタッフたちの能力もまだ鍛えていく必要があるし、
日本での「オンライン英会話」の知名度ももっと上げていかなければならない。
ウェブサイトももっと変える必要があるし、教材だってもっと充実させる必要がある。
カスタマーサポートだってもっと洗練させたい。
安価で良質なレッスンを大量に供給する、その基盤能力をもっと磨きたい。
それに、そもそも、僕自身、もっともっと成長していく必要がある。

けれど、そういう課題ひとつひとつをこなしていく先に、何があるか。
何を見据えて、そういう課題を解決していくか。
こういう視点で考えたときに、

「世界一になりたい」

という思いがある。

うちは、日本とフィリピンにまたがった、特殊な会社。
僕は日本人だが、講師は皆フィリピン人だし、スタッフもフィリピン人の方が多い。

「IT産業の何らかの市場で、世界一になった日本企業はあるのだろうか?」 
と考えると、ぱっとは思いつかないが、
おそらくさすがに、どこかの日本企業が何かの市場で世界一だと思う。

けれども、
「IT産業に限らず、何らかの市場で、世界一になったフィリピン企業はあるのだろうか?」 
と考えると、
サンミゲルも違う・・・SMモールも違う・・・アラヤ財閥も違う というように消えていき、
「ひょっとしてフィリピン発の世界一企業ってないんじゃないか?」 という思いがある。

「フィリピンで初めての、世界一企業になる」

このような思いが、日々の努力の先にある。

世界一のオンライン英会話は、さすがに非英語圏から誕生すると思うし、
非英語圏で最大の経済大国は日本。

「日本人とフィリピン人で、世界一企業をつくる」

って発想は、ちょっとどきどき、わくわくする。