マイクロ・マルチナショナルズ (Micro Multinationals) | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

マイクロ・マルチナショナルズ (Micro Multinationals)

うちのように、日本とフィリピン双方で従業員を抱えているベンチャーは、マイクロ・マルチナショナルズ(Micro Multinationals) と言うらしい。

ふつうの多国籍企業(マルチナショナルズ、Multinationals)は、
ある国で小さい企業から大企業になり、そのあとで海外展開をする。

だから普通、多国籍企業というと、大企業をイメージするのだが、
最近、ベンチャーの段階から多国籍企業になっているところが多いらしい。

この記事 によれば、
・インターネットや、安くなった航空運賃というチープ革命が、このマイクロ・マルチナショナルズを後押ししている
・2000年のITバブル崩壊に伴い、VCからの資金供給が細ったので、コスト圧力から、アメリカのベンチャーがいきなり海外展開し始めた
(例) Facebookも、実はフィリピンで開発がおこなわれている
・アメリカではもはや、Micro Multinationalsされた後のコスト構造が、企業間の競争のベースとなっている

なるほどーと思い、勉強になった。

そういえば、知り合いの会社も開発業務を海外に投げようとしていたなぁ。。。
日本語で業務を投げれる先は少ない (そして高い) ので、英語ができるかどうかが、ベンチャー立ち上げの時期においても競争力の源泉になりうる模様。