やっぱりベンチャー
池田信夫氏のブログ
を最近読んでいるのだが、勉強になる。
なぜ日本の株価がこうも下がったかというと、サブプライムだけじゃないのだという。
日本のサービス業の生産性の悪さ(*)
↓
日本経済の長期低迷
↓
ゼロ金利政策による、景気の刺激
↓
円の価値下落=円安
↓
円安による輸出バブル発生 (2003年~2008年前半まで)
だから、日本がまた伸びてきた、というのは幻想だった模様。
いや、たとえ幻想だとしても、それが続けば問題がなかったのだが、
だがここで、バブルを壊す一撃があったという。
米国の住宅バブル崩壊
↓
サブプライムによる、主要通貨の価値下落
リスクをとっていなかったため、日本の金融業界だけが傷が少なくて済む
↓
1ドル80円、などの円高
↓
日本の輸出産業に打撃 (ただでさえ、サブプライムで世界的に需要が縮小しているのに!)
というように、バブルが崩壊してしまった。
この株安・不景気は、
サブプライム問題による不景気だけが原因じゃなくて、
ゼロ金利政策による円安バブルの崩壊、という要素がある模様。
つまり、根本的には、
日本のサービス業の生産性の悪さをどうにかしないといけない模様。
(間違っていたら教えてください)
具体的に生産性をどう図るのかわからないから、なんともいえないが、
直感的には、サービス業の生産性の向上とは、
・わずかな改善を継続的に重ねていった結果としての、生産性向上
よりも、
・階段状に、ある瞬間的にブレークスルーすることによる、生産性向上
の方が大きいのではないか、と思う。
(たとえば、通学制の英会話スクールがどう頑張ったって、
せめてレッスン料金を半額にできる努力が限界。
レアジョブのように、数十分の1の値段で英会話を提供するためには、
事業のモデル自体をがらっと変える以外にないのである。)
だとすると、サービス業の生産性の向上は、
大企業によるカイゼン ではなく、
ベンチャーによる適者生存 の方がいいのではないかなぁと思う。
で、いつか別のエントリに書く予定だが、
・日本におけるベンチャー経営の最大のボトルネックは、優秀な人材の流動性の低さ
だと感じている。
で、今までの議論をすべて強引にまとめると、
・日本が長期衰退を免れるためには、
ベンチャーに優秀な人材が流入しやすくなるような
社会的なセイフティーネットの設計
これが必要なんじゃないかなーと思う。
必要なのは、ベンチャーへのインセンティブじゃなくて、ベンチャーに流入する人へのインセンティブ。
それも、成功時のインセンティブでなく、失敗時のセイフティーネット。
「子持ちでも、大企業からベンチャーに安心して転職できる」 ための、
社会的なセイフティーネットかなぁと思う。
子持ちの社員が採用しづらい = 30代以降の優秀な人が採りづらい
= 20代だけでビジネスやることになる!
年の功もなかなかに大切だと思う毎日です。
なぜ日本の株価がこうも下がったかというと、サブプライムだけじゃないのだという。
日本のサービス業の生産性の悪さ(*)
↓
日本経済の長期低迷
↓
ゼロ金利政策による、景気の刺激
↓
円の価値下落=円安
↓
円安による輸出バブル発生 (2003年~2008年前半まで)
だから、日本がまた伸びてきた、というのは幻想だった模様。
いや、たとえ幻想だとしても、それが続けば問題がなかったのだが、
だがここで、バブルを壊す一撃があったという。
米国の住宅バブル崩壊
↓
サブプライムによる、主要通貨の価値下落
リスクをとっていなかったため、日本の金融業界だけが傷が少なくて済む
↓
1ドル80円、などの円高
↓
日本の輸出産業に打撃 (ただでさえ、サブプライムで世界的に需要が縮小しているのに!)
というように、バブルが崩壊してしまった。
この株安・不景気は、
サブプライム問題による不景気だけが原因じゃなくて、
ゼロ金利政策による円安バブルの崩壊、という要素がある模様。
つまり、根本的には、
日本のサービス業の生産性の悪さをどうにかしないといけない模様。
(間違っていたら教えてください)
具体的に生産性をどう図るのかわからないから、なんともいえないが、
直感的には、サービス業の生産性の向上とは、
・わずかな改善を継続的に重ねていった結果としての、生産性向上
よりも、
・階段状に、ある瞬間的にブレークスルーすることによる、生産性向上
の方が大きいのではないか、と思う。
(たとえば、通学制の英会話スクールがどう頑張ったって、
せめてレッスン料金を半額にできる努力が限界。
レアジョブのように、数十分の1の値段で英会話を提供するためには、
事業のモデル自体をがらっと変える以外にないのである。)
だとすると、サービス業の生産性の向上は、
大企業によるカイゼン ではなく、
ベンチャーによる適者生存 の方がいいのではないかなぁと思う。
で、いつか別のエントリに書く予定だが、
・日本におけるベンチャー経営の最大のボトルネックは、優秀な人材の流動性の低さ
だと感じている。
で、今までの議論をすべて強引にまとめると、
・日本が長期衰退を免れるためには、
ベンチャーに優秀な人材が流入しやすくなるような
社会的なセイフティーネットの設計
これが必要なんじゃないかなーと思う。
必要なのは、ベンチャーへのインセンティブじゃなくて、ベンチャーに流入する人へのインセンティブ。
それも、成功時のインセンティブでなく、失敗時のセイフティーネット。
「子持ちでも、大企業からベンチャーに安心して転職できる」 ための、
社会的なセイフティーネットかなぁと思う。
子持ちの社員が採用しづらい = 30代以降の優秀な人が採りづらい
= 20代だけでビジネスやることになる!
年の功もなかなかに大切だと思う毎日です。