印鑑・株式・採用 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

印鑑・株式・採用

「どうやって会社を伸ばしていくか」 を考えるのと同時に、
「どうやって会社がつぶれるのを防ぐのか」 ということもよく考える。

現在事業は順調に伸びていそうで、つぶれる要素も見当たらないのでは、
と思うかもしれないが、
Only the Paranoid Survive
僕と僕のパートナーの人生、スタッフや数百人の講師の生活、
そして生徒様の受講料がかかっているわけだから、
潰せるリスクはすべて潰しておく。

最近、機会があって、会社をつぶしたり、追われたりした人の本を何冊か読んだ。

結論としては、とても単純だった。
  ・押印は絶対に人に任せない
  ・株式は不用意に供与しない
  ・人は不用意に採用しない

以上をおろそかにしてしまうと、たとえ本業が順調でも、
  ・会社を力ずくで乗っ取られる
  ・詐欺師にだまされる

ということがある模様。

いや、印鑑・株式・採用を注意深くする、というのはあまり正確ではないかもしれない。
というのも、そんなことは経営者なら誰しもが知っていることだから。
正確には、つぶしてしまうパターンと言うのは、
せっぱつまっている状況に置かれて、目の前の負担を軽くするために、ついつい印鑑・株式・採用が甘くなる・・・
ということのようだ。

つまり、どんなにせっぱつまっても、
「融通きかないな」 「馬鹿だな」 と言われても、
決してその3つだけは絶対に譲らないってことを、頑固に遵守すべきなのだと思う。