問題解決トレーニング最終日 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

問題解決トレーニング最終日

新入社員たちのトレーニングが終了。
最後に、ひとりひとりに自分たちの成果を発表させ、皆でQ&Aというのをやったが、
これが本当に良かった。

もう今朝の段階で、各人が担当の課題について深く深く分析できて、鋭い意見とか、面白い示唆がたくさん得られていたのはわかっていた。
問題解決は誰にでもできる方法ではないので、それができるくらいに優秀な彼らを雇えて、本当にうれしい。

で、発表の際に何が良かったかというと、
他の人の発表を真剣に聞いて、みんながレアジョブの方向性を深く深く理解してくれて、熱のこもった議論をしてくれたってこと。

これまでも、ひとりひとりからはいろんな改善策をメールなどでもらっていた。
それらはありがたかったんだけれども、分析が甘くて一面的で、すぐに実行できるというものではなかった。
(たとえば、当たり前だけれどどうしても生徒様の視点が抜け落ちるとか)

あと、みんなで集まってこうやって議論する、ということもなかなかなく、
一人ひとりが別々にレアジョブをよくしたいという気持ちを持っている人の集まり、
という感じだった。

それが、みんなでいろんな課題を深く突っ込んで考える機会を得ることができ、
熱心にみんなが議論をしているのをみて、
それを見ていて、泣きたくなるくらいうれしかった。
(というか、実際ちょっと泣いた)

現地のパートナーは、
「あのトレーニングで、みんなの間にラポールができたね。
 みんなが一つにまとまったね」
と言ってくれた

この問題解決能力トレーニングにしたって、
これが実際にWorkするかはわからないし(ダメダメな意見がたくさん出て、みんな「何でこれをやったんだろう?」と疑問に思って終わる可能性もあった)、
社員を5人も一気にとるなんて(当たり前だけれど)生まれて初めてだから、
どうやってこいつらを扱えばいいんだろうって、
ほんとは泣きたくなるくらい不安で、すごい落ち込んだりもして、精神的にたいへんだった
(この気持ちは、はじめて新入社員を迎える社長ならきっとわかるはず)

今日わかったのは、これからは一人じゃないんだってこと。
これはおかしな話で、日本にもフィリピンにも最初からいっしょにやっている事業パートナーはいるんだけれど、
なぜか、「一人じゃないんだ」 ってそう思えた。

「みんなで、レアジョブを盛りたてていけるんだ」 って思って、
それがすごくうれしかった。


rarejobfamily
(ちょっと不鮮明ですみません)


いまから9か月前のエントリに、こう書いた
ちっぽけな会社であっても、優秀な人しか入れたくない

あれから9か月たって、いつのまにか、フィリピンでこんなに仲間が増えた。
みんなまだ若いけれど、頭が良くて、仕事熱心で、素直で吸収の早い人たちばかり。
自分でも、よくこんだけいい人材をそろえられたなとほめたくなる。

レアジョブは、明後日におかげさまで1周年。
これでようやく、次のステージに進めるようになったみたいです。

これからもよろしくお願いいたします。