正社員3人、入社了承 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

正社員3人、入社了承

この10日間で、正社員としての入社を3人に了承してもらった。

3人とも、僕がここ2ヶ月間、
「どうやったらこの人が同意してくれるんだろう」  って
必死に考えていた、優秀な人たち。

3人が3人とも、違う方面で優秀さを持っていて、
それがジクソーパズルのように、
レアジョブで必要なピースにすっぽりとはまる。

ものすごく、ものすごくうれしい。

いい業績をあげることよりも、
いい仲間が入った時の方が、実感としてよっぽどうれしい。

こんなちっぽけな会社によくぞ決心してくれたって、
とても名誉に思うし、心からありがたい。


そういえば、半年前に、このブログにこういう記事 を書いた。



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Aクラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。
Bクラスの人は、Cクラスの人を採用したがる
シリコンバレーの格言



うちのフルタイムの社員は現在3人、もうすぐ4人になるわけだが、
すごいチームをつくりたい、今後も優秀な人しか入れたくないと心から願う。

うちはちっぽけで始まったばかりの会社だから、
優秀な人しか入れたくないってのはおこがましいんだけれども、
やはりお会いした瞬間、「うーん・・・」と思ってしまうケースはどうしてもある。

たとえ逡巡しても、負荷を減らし先行投資のために雇ってしまうという考え方は賢いのかもしれないが、
それは嫌なのである。
理屈ではなく、嫌なのである。

ちっぽけな会社であっても、優秀な人しか入れたくないし、
そうでないと、社会に大きな変化をもたらす会社にはなれないと思う。


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あれから半年間、慣れない採用活動に色々悪戦苦闘したが、
優秀な人が入ってくる好循環が、ようやくできてきたと思う。

自分が、経営者としてやっと次のステージに進めたなという実感とともに、
今はとても幸せな気持ちで、
「起業してよかった」 という気持ちを、
多少の安堵とともに、今ようやく感じることができるようになった。

(これまでは、プレッシャーと未知との恐怖で、それどころじゃなかった、
 表面上はともかく、今自分は幸せなのかって問いに答えられなかった)

とにかく、今思うのは、↓は全部正しいってことだ。

・ベンチャーは、採用では絶対妥協しちゃいけない。
・コイツと働きたいって心から思える人以外、雇っちゃいけない。
・コイツと働きたいって心から思える人に来てもらうためには、
 事業の理念をまず明確にするってのは、いちばんの近道
・コイツと働きたいって心から思える人に来てもらうためには、
 今いる人を大事にしなくちゃいけない。来てもらう人は、
 今いる人を見ている。新しく来てもらうために、
 今いる人が満足しているか、常に気を配るべし。


事業を経営していて、
「規模の拡大を優先するのか? それとも、収益性を優先するのか?」
という、よくあるトレードオフ(矛盾)に悩んでいたが、
うちみたいなベンチャーにとって、それは間違いなんだな、と思った。

優秀な人が集まった組織をつくる
まずはここからスタートすべきなのである。

優秀な人がいれば、事業の方向性さえ合っていれば、
しぜんといいサービスが提供できる。
しぜんと規模は拡大できる。
しぜんと利益は上がっていく。


まぁ、まだ3人が実際に入社したわけではない。
気を引き締めて、「詰めが甘かった」なんて言われないようにしたい。