「レアジョブを通じて、日本のイメージが良くなった」 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

「レアジョブを通じて、日本のイメージが良くなった」

フィリピンから帰ってきました。
滞在中はものすごく忙しくて、ろくに眠れずだったんだけれど、
それでも二晩は講師たちと飲みました。

講師たちから話をいろいろ聞けておもしろかったんだけれど、
いちばんおもしろかったのは、
「レアジョブを通じて、日本のイメージが良くなった」
という、ある講師のひとことだった。

やはり、第二次世界大戦で旧日本軍が
フィリピンにいたアメリカ軍と戦闘し、
現地の人たちが巻き添えをくらっていたのは
まぎれもない事実。

その後アメリカによる統治・教育や、
Comfort woman(従軍慰安婦)の議論も経て、
日本人というと、
「戦争好き」
「Wife beater」というイメージがあるという。

レアジョブが中国人相手だったら、
そこらへんはもちろん注意していたのだが、
フィリピン人は、ホスピタリティあふれる温かい人たちだし、
相手を傷つけるような言葉は面と向かって言わない習慣があるから、
つい油断していた。

そうだよなーと今さらながらに気付かされ、
そこらへんの感覚がちょっと甘かったなと思った。
(とはいっても、何か問題を起こしたわけではないけれど)

実は、外交官志望のフィリピン人講師には、次のように語ったことがある。
「フィリピンのイメージは、日本では残念ながらあまりよくない」
「けれど、レアジョブを通じて、
 本当のフィリピンの姿を知ってもらって、
 フィリピンのイメージを良くしていくことができるよ」

けれど、なんだ、
イメージが悪いってのはお互い様なんだな、と感じた瞬間だった。

英会話のレッスンを通じて、
「あぁ、日本人って礼儀正しいんだなぁ」 とか
「この(日本)人と話していると、楽しいなぁ、こっちが勉強になるなぁ」 とか 
そういう一つ一つの積み重ねが、
フィリピンでの日本のイメージを良くしていっている。
(しかもフィリピンの10年後、20年後を担う人材の中で!!!)

数年前、世界を旅していて思ったのは、
「メキシコ人はアメリカ人が嫌いだし、中米の小国の人はメキシコ人が嫌い。
 こんな風に、隣の国の人が嫌いってのは世界に共通してみられる傾向で、
 日中・日韓がごたごたしていても、それほど気にする必要はないんだなぁ」
ということだった。

また、中国に長期滞在したときに感じたことは、
「反日派の中国人は、日本人の友達がいないか、極端に少ないし、
 反中派の日本人は、中国人の友達がいないか、極端に少ない。」
「どこかの国が、極端にいいとか悪いとか、そういうことは普通ない。
 ただ単に、お互いをよく知らないまま相手の国を嫌いになるってことが
 非常に多いだけなんだろうなぁ」
  
なので、ちょっと話が長くなったが、
レアジョブやレアジョブ的なもので、
海外の人とたくさん話して、
相手の国のことをよりもっと知るってのは、
とても素敵で大事なことなんだと思う。



戦略コンサル辞めて起業している日記