労働時間の固変分解
費用には大きく二つあって、
・固定費
・変動費
ベンチャー企業を定量的に分析するときには、
固変分解→損益分岐点分析
がものすごく大事になってくる。
ということを前の記事 で書いた。
すると、
通常従業員の人件費は固定費と考えますが、御社の場合、先生方は常にフル稼働に近いと見受けられ、生徒のみなさんが増えると先生も増やすことになるため、変動費と考えられると思います。
というコメントを頂いた。
ごもっともです。ありがとうございます。
より正確に言うと、このビジネス、
私と講師たちだけではなく、講師のマネジメントとか、システム開発とか、カスタマーサポートとか、
裏で何人か動いています。
そして、
社長給料以外の固定費は非常に低くいと思われます
というコメントの通り、裏で何人か動いている人の給与以外、
あまり経費は他にはかからないモデルです。
(あとはコールセンター設置費用くらい)
つまり、費用の多くを人件費が占め、
その人件費は次のように分解できます。
講師人件費 - 変動費扱い
講師マネジメントスタッフ・カスタマーサポート - 変動費扱い
システム開発・社長業など - 固定費扱い
なので、「売上がn倍に伸びたと仮定」した場合に、
講師人件費 - n倍
講師マネジメントスタッフ・カスタマーサポート - n倍
システム開発・社長業など - 一定
というようにコストを計算する必要がある。
ただ問題は、
僕の仕事内容は、
講師マネジメントスタッフ兼、カスタマーサポート兼、社長業だということ。
つまり、固定費的作業と、変動費的作業を両方やっている。
しかも、今後のシステム開発によって、次のように分かれる。
・人件費の安いフィリピン側に移管できる作業
・システムで自動的に処理できてしまう作業
・日本側で抱えておく必要のある作業
つまり、
(今頃になって初めて事業計画を立ててみたが)
講師以外にも人件費がどれくらいかかるかが重要なのに、
人件費の将来予測が極めて難しいということがわかった。
なので、今日は僕の仕事をリストにして、次の情報を付加していった。
・どんな作業があるのか、モレなくリストアップ
・それぞれの作業に1日何分費やしているか
・それぞれは変動費扱いの作業なのか、固定費扱いの作業なのか
・それぞれはフィリピン側に移管できるのか、システムで自動的に処理できるのか、日本側で抱えておく必要があるのか
その後、固定費扱い×将来も日本側、変動費扱い×将来も日本側・・・ というようにクロスでみて、
エクセルでSumif関数を使って集計した。
すると、けっこう愕然としたことに、
・生徒様からのメールへの返信のような、緊急のことに多くの時間をとられ、
・教材作成のような、緊急ではないが重要なことに対して割ける時間が減っていた
・特に、カスタマーサポートのような、変動費扱い×将来も日本側の作業に多くの時間を費やしており、
・売上をn倍していくと、多くの日本人スタッフを抱える必要がある
・結果として、どんなに売上が伸びても利益が出ない
自分の作業をこのように分解・集計してみると、
時間の使い方が、思い描いていた理想とはいかに違うか身にしみてわかった。
(そしてこのプロセスは非常に面白いプロセスでもあった)
反省として、ウェブサイトの仕組みを変えていく必要があると強く感じた。
生徒様がわざわざ問い合わせをしなくてすむように、ウェブサイトの表記・ユーザビリティを改善していく
という作業に今集中しないと、
このペースで事業を伸ばしていったときに破綻してしまう。
なので、現在そういったところを最優先で取り組んでいる。
で、ウェブサイトの改善は僕にはできないので、IT担当のパートナーが全てやっている。
つまり、従来は分担していたカスタマーサポートのような変動費的作業を、
僕が全て一括して取り組み、彼はそちらに専念しよう、ということになった。
なので、今しばらく僕は社長業には注力せず、
いちオペレータとして目の前の大量の作業を日々こなした方がよく、実際そうしている。
・固定費
・変動費
ベンチャー企業を定量的に分析するときには、
固変分解→損益分岐点分析
がものすごく大事になってくる。
ということを前の記事 で書いた。
すると、
通常従業員の人件費は固定費と考えますが、御社の場合、先生方は常にフル稼働に近いと見受けられ、生徒のみなさんが増えると先生も増やすことになるため、変動費と考えられると思います。
というコメントを頂いた。
ごもっともです。ありがとうございます。
より正確に言うと、このビジネス、
私と講師たちだけではなく、講師のマネジメントとか、システム開発とか、カスタマーサポートとか、
裏で何人か動いています。
そして、
社長給料以外の固定費は非常に低くいと思われます
というコメントの通り、裏で何人か動いている人の給与以外、
あまり経費は他にはかからないモデルです。
(あとはコールセンター設置費用くらい)
つまり、費用の多くを人件費が占め、
その人件費は次のように分解できます。
講師人件費 - 変動費扱い
講師マネジメントスタッフ・カスタマーサポート - 変動費扱い
システム開発・社長業など - 固定費扱い
なので、「売上がn倍に伸びたと仮定」した場合に、
講師人件費 - n倍
講師マネジメントスタッフ・カスタマーサポート - n倍
システム開発・社長業など - 一定
というようにコストを計算する必要がある。
ただ問題は、
僕の仕事内容は、
講師マネジメントスタッフ兼、カスタマーサポート兼、社長業だということ。
つまり、固定費的作業と、変動費的作業を両方やっている。
しかも、今後のシステム開発によって、次のように分かれる。
・人件費の安いフィリピン側に移管できる作業
・システムで自動的に処理できてしまう作業
・日本側で抱えておく必要のある作業
つまり、
(今頃になって初めて事業計画を立ててみたが)
講師以外にも人件費がどれくらいかかるかが重要なのに、
人件費の将来予測が極めて難しいということがわかった。
なので、今日は僕の仕事をリストにして、次の情報を付加していった。
・どんな作業があるのか、モレなくリストアップ
・それぞれの作業に1日何分費やしているか
・それぞれは変動費扱いの作業なのか、固定費扱いの作業なのか
・それぞれはフィリピン側に移管できるのか、システムで自動的に処理できるのか、日本側で抱えておく必要があるのか
その後、固定費扱い×将来も日本側、変動費扱い×将来も日本側・・・ というようにクロスでみて、
エクセルでSumif関数を使って集計した。
すると、けっこう愕然としたことに、
・生徒様からのメールへの返信のような、緊急のことに多くの時間をとられ、
・教材作成のような、緊急ではないが重要なことに対して割ける時間が減っていた
・特に、カスタマーサポートのような、変動費扱い×将来も日本側の作業に多くの時間を費やしており、
・売上をn倍していくと、多くの日本人スタッフを抱える必要がある
・結果として、どんなに売上が伸びても利益が出ない
自分の作業をこのように分解・集計してみると、
時間の使い方が、思い描いていた理想とはいかに違うか身にしみてわかった。
(そしてこのプロセスは非常に面白いプロセスでもあった)
反省として、ウェブサイトの仕組みを変えていく必要があると強く感じた。
生徒様がわざわざ問い合わせをしなくてすむように、ウェブサイトの表記・ユーザビリティを改善していく
という作業に今集中しないと、
このペースで事業を伸ばしていったときに破綻してしまう。
なので、現在そういったところを最優先で取り組んでいる。
で、ウェブサイトの改善は僕にはできないので、IT担当のパートナーが全てやっている。
つまり、従来は分担していたカスタマーサポートのような変動費的作業を、
僕が全て一括して取り組み、彼はそちらに専念しよう、ということになった。
なので、今しばらく僕は社長業には注力せず、
いちオペレータとして目の前の大量の作業を日々こなした方がよく、実際そうしている。