梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」
梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」を読んだ
面白かった。
濃ゆい。
ちなみに一番好きだったのはこのくだり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「18歳の自分」に向けて私は迷わず「ウェブリテラシーを持つ」よう助言するだろう。リアル世界とネット世界の境界領域のフロンティアを生き「新しい職業」につく可能性を広げるためのパスポートだと思うのだ。
ウェブリテラシーとは、たとえばこんなことである。
(1) ネットの世界がどういうしくみで動いているかの原理は相当詳しく徹底的に理解している。
(2) ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれができるくらいまでのサイト構築能力を身につけている (ブログ・サービスを使って文を書くとかそういうことではなくて)。
(3) 「ウェブ上の分身に金を稼がせてみよう」(『ウェブ進化論』第一章)みたいな話を聞けば、手をさっさと動かして底に新しい技術を入れ込んだりしながらサイトを作って実験ができる。広告収入の正確な流れも含め「バーチャル経済圏」がどういう仕組みで動いているかの深い理解がある。
(4) ウェブ上に溢れる新しい技術についての解説を読んで独学できるレベルまで、ITやウェブに対する理解とプログラミング能力を持つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うーん、ほんとにそうだよな、と心から思う。
このリテラシーだけで何かが得られるわけではないが、
これができるかどうかで、人生のチャンスはものすごく大きく広がる。
ちょうど、英語に似ているんだろうなって思った。
英語ができなくても、日々の生活では何の損もしない。
けれど、長期的に見ると、実に大きなチャンスを見逃しているわけで。
そういえば、知り合いの人でも、
「このままじゃイヤだ」という思いの下、
一念発起してウェブリテラシ身につけて、
オンラインショップを成功させて本まで出した、
という方がいる。
この方の場合、明らかにウェブリテラシを身につけようっていう意思が人生を変えた。
この方、次は英語で一念発起することを僕は期待。
ただ、ウェブリテラシの上記(1)~(4)の条件、ちょっと厳しいかなと思う。
一応、いまITベンチャーの社長のはしくれなわけだけれど、
ディレクション(っぽいこと)はできても、プログラミングはできないし。
むしろ、サイト構築能力・プログラミング能力の有無よりも、
・ 既存技術・最低限の要件で実現可能な水準までアイデアを落とし込んでいけること
・ 自分がつくれなくても、そのアイデアを面白がってつくってくれる人を知っていること
という程度でかまわないんじゃないか、と思う。
ひとりウェブリテラシじゃなくって、ふたりウェブリテラシという感じで。
- ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)/梅田 望夫
- ¥777
- Amazon.co.jp
面白かった。
濃ゆい。
ちなみに一番好きだったのはこのくだり。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「18歳の自分」に向けて私は迷わず「ウェブリテラシーを持つ」よう助言するだろう。リアル世界とネット世界の境界領域のフロンティアを生き「新しい職業」につく可能性を広げるためのパスポートだと思うのだ。
ウェブリテラシーとは、たとえばこんなことである。
(1) ネットの世界がどういうしくみで動いているかの原理は相当詳しく徹底的に理解している。
(2) ウェブで何かを表現したいと思ったらすぐにそれができるくらいまでのサイト構築能力を身につけている (ブログ・サービスを使って文を書くとかそういうことではなくて)。
(3) 「ウェブ上の分身に金を稼がせてみよう」(『ウェブ進化論』第一章)みたいな話を聞けば、手をさっさと動かして底に新しい技術を入れ込んだりしながらサイトを作って実験ができる。広告収入の正確な流れも含め「バーチャル経済圏」がどういう仕組みで動いているかの深い理解がある。
(4) ウェブ上に溢れる新しい技術についての解説を読んで独学できるレベルまで、ITやウェブに対する理解とプログラミング能力を持つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うーん、ほんとにそうだよな、と心から思う。
このリテラシーだけで何かが得られるわけではないが、
これができるかどうかで、人生のチャンスはものすごく大きく広がる。
ちょうど、英語に似ているんだろうなって思った。
英語ができなくても、日々の生活では何の損もしない。
けれど、長期的に見ると、実に大きなチャンスを見逃しているわけで。
そういえば、知り合いの人でも、
「このままじゃイヤだ」という思いの下、
一念発起してウェブリテラシ身につけて、
オンラインショップを成功させて本まで出した、
という方がいる。
この方の場合、明らかにウェブリテラシを身につけようっていう意思が人生を変えた。
この方、次は英語で一念発起することを僕は期待。
ただ、ウェブリテラシの上記(1)~(4)の条件、ちょっと厳しいかなと思う。
一応、いまITベンチャーの社長のはしくれなわけだけれど、
ディレクション(っぽいこと)はできても、プログラミングはできないし。
むしろ、サイト構築能力・プログラミング能力の有無よりも、
・ 既存技術・最低限の要件で実現可能な水準までアイデアを落とし込んでいけること
・ 自分がつくれなくても、そのアイデアを面白がってつくってくれる人を知っていること
という程度でかまわないんじゃないか、と思う。
ひとりウェブリテラシじゃなくって、ふたりウェブリテラシという感じで。