最終出社日
今日で最終出社日。
クライアントミーティングを成功裏に終えた後、
今回のプロジェクトの人事評価ミーティングを行い、
辞職のためのさまざまな準備をし、
そして改めてファームの一人ひとりに挨拶していった
で、その中で不覚にもボロボロ泣いてしまった。
まず人事評価のときからボロボロ泣いてしまった。
ひどい評価が下されたわけではないのに、
上からの話を聞いていてボロボロ泣いた。
何で泣いているんだろうって自分でも訳がわからなかったけれど、
やっぱり一生懸命やってきた中で、
評価されたところはうれしかったし、
評価されなかったところは相当悔しかったし、
もうリベンジの機会はないんだなと思うと
もうボロボロきてしまうのである。
そしてそこでいったん涙腺が緩んでしまうと、後がもう緩みっぱなし。
この人とは長く働いたな、という人に挨拶しているとボロボロ。
日本の代表に挨拶していてもボロボロ。
代表にはぜんぜん言葉が出てこなくて、やっと出てきたことばが
「すみませんでしたっ!」
なにがすまなかったって、
いろいろ勉強させてもらって、その恩を返しきれないまま辞めてしまったことに
すごい罪悪感を感じているんだって気づいた。
そして、夜は送別会でボロボロ。
一年目は色々ありすぎて辛かった、
休日に会社の前を電車で通るだけで体がブルってた、
という話をしてボロボロ。
「僕は同じ仲間だと思っているから、辞められるのはすごく悲しい」
「でも同じ仲間だから、これからもできる限りは応援していく」
と言ってもらえてボロボロ。
送別会の最後には、胴上げしてもらって
「がんばれよ!」
「がんばってください」
「応援してます!」
次々に言われてボロボロ。
一日に何回泣いたんだろうかと思うが、
あの胴上げのときの浮遊感は、一生忘れない。
しっかりやって、ビジネスを拡大させていこうと心に決めた。