イシューツリーをうまく書くコツ | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

イシューツリーをうまく書くコツ

戦略コンサルがよく書く、イシューツリー。


・売り上げを増やす

  ・顧客数を増やす

  ・1顧客あたり購入回数を増やす

  ・購入単価を上げる


とか、どんどんイシュー(解くべき課題)を分解していくというもの。


で、なぜどんどん分解していく必要があるかというと、

ざっくりと

  「どうやって売り上げを増やそうかな・・・」

と考えるよりも、

  「どうやったらうちにくるお客さん増やせるかな・・・」

  「どうやったら同じお客さんに何度も来てもらえるかな・・・」

  「どうやったら一度の買い物でもっとたくさん買ってもらえるかな・・・」

と考えていったほうが、

いろいろアイデアが出るし、

具体的になるし、

網羅的で、優先順位がつけやすくなるからだ。


困難は分割せよ、というやつだね。


ただ、このイシューツリーは、書くのが難しい。

困難を分割しているつもりが、かえって倍増しているときがある。


で、今日見つけたのが、イシューツリーをうまく書くコツ。


「分割すべき最初のイシューを、表現しうる最短の文章で表現する」

「その文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、

 最短の文章で表現する」

「またさらにその文章を構成している要素を、2~3のグループに分けて、

 最短の文章で表現する」

 ・

 ・

 ・


このくりかえしでやると、

パカッパカッときれいに分割されてくれることが判明。



試しに、何かのイシューを分割してみよう。


オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす


「増やす」をパカッと割ると、

 

オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす

  ・声をかける相手を増やす

  ・声をかけた相手が、無料体験にまで至る確率を上げる


「声をかける相手」 と 

「声をかけた相手が、無料体験にまで至る」 をパカッと割ると、


オンラインサービスAの無料体験ユーザーを増やす

  ・声をかける相手を増やす

      ・声をかける時間を増やす

      ・1時間あたりに声をかける相手を増やす

  ・声をかけた人が、無料体験にまで至る確率を上げる

      ・声かけからサイト訪問までの確率を上げる

      ・サイト訪問から無料体験までの確率を上げる


(注) この分割はいろんな分割の仕方がある。

    それに、イシューの前提もきちんと意識すべし



「声をかける時間を増やす」 が無理だとすると、

「1時間あたりに声をかける相手を増やす」 か、

「声かけからサイト訪問までの確率を上げる」 か、

「サイト訪問から無料体験までの確率を上げる」 の中から

最小の労力で最大の成果を上げられるものを最優先とする。


従って、打ち手としては、

- 最優先!  声かけからサイト訪問までの確率を上げる

- 次に優先! 1時間あたりに声をかける相手を増やす

- 優先順位低い  サイト訪問から無料体験までの確率を上げる

これに決定。


ふむ。


わかった。

まずは、電話してサイトを見てもらうことから始めればよいんだな。


となる。





戦略コンサル辞めて起業している日記