海外人事
大前研一さんがブログで面白いこと書いてた
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/a/69/index.html
グローバル化というと、こんな甘いことを考える人がいる。「下流の仕事(製造など)は中国など海外拠点で行なって、上流(企画・設計など)は日本人で」――と。しかしこの人材問題はそんなお気楽な話ではない。最初は上流を日本人が占めていても、10年も経てば外国人だけでも仕事が進むようになっていく。
グローバル人材を育てるときの鍵になるのが統一人事だ。「統一人事」という言葉はよくないとわたしは思っているが、要は「どこで入社しても差を付けない」ということだ。どの国で採用されても社長までの距離は同じ。誰もが同じ条件で評価される企業。そうでないとあたら優秀な人材が逃げていくだけだ。
実際、ちゃんとしたグローバル企業では、子会社に入ろうが海外の現地法人に入社しようが関係ない。もちろん4月採用とか新卒、中途採用なんてことも問題にならない。統一した人事が必要というのはそういうことだ。日本と“海外”を区別することは意味がない。「海外人事部」なんて置くのは愚の骨頂といえるだろう。差別用語と心得るベシ、だ。
グローバル化とは社長の立場から見て世界のお客さんに対して自身を等距離に置く、ということだ。「日本の冠婚葬祭だけは欠かせないよなあ」では駄目だ。
人材不足を嘆いているトップの多くは世界の優秀人材を見つける、使う、評価する、という三拍子が欠けている場合が多い。二つ目はなんといっても「ずば抜けたコミュニケーション能力」が求められていること。リーダーシップといっても、「俺に付いてこい」という浪花節では駄目で、論理的に説明でき、かつ感情的に同意を得ることができるコミュニケーション能力を磨くことが重要だ。
外資系だと他人や自分の評価を英語で主張しなくちゃいけなくて、
面倒なんだけれど、
それもいい経験だっちゅうことかな