イギリスに行く中国人とのビジネス 続き
イギリスにいく、中国人の友達と、ビジネスをやることになった。
その続編。
最初の話だと、ネットで、日本・英国の高価格帯ファッションを中国に売ろう、という話だった。
で、あれから話が二転三転して、
別にファッションでなくてもいいし、日本・英国→中国、という流れじゃなくてもいいよね、ということに。
つまり、日本・英国・中国間の輸出入販売を、ネットで、
しかも販売するアイテムは高価格商品(2万円以上のもの。そうでないと、手間の割りに儲けが薄い)。
ということだ。
ということで、
日本→英国
の輸出販売の可能性をさぐってみた。
調べたのは、英国イチのオークションサイト、www.ebay.co.uk .
キーワード「Japan」で検索してみると・・・・
いちばん売れている「Japan」グッズは、
Collectables > Knives/Swords
つまり、日本刀だった。
「お! てことは、日本のヤフオクで売られている日本刀を、
英国のオークションサイトで売ればいいじゃん!
そうすれば、在庫リスク無しで倍の値段とかで売れるんじゃないか?」
と考えた。
だが、世の中そんなに甘くない。
日本のヤフオクでは、真剣は売られていない。
だいたい模造品か、よくても居合用。
価格も数万円。
英国のオークションでは、、真剣じゃないと売れないみたい。
価格も数千円。
「??」
日本から輸出しているものなのに、なんで日本の方が高いのだ?
日本で売られていないものが、なんで英国で売られているのだ?
そう疑問に思った。
調べて見ると、
shipping from Hongkong
そんな記載が・・・
「そーか。」
たぶん、
中国で模造品をつくって、
日本と中国の違いなんてわからない欧米人向けに、売ってんだろうな
そう思った。
もうちょっとイロイロ見ていて、面白かったのがこの出品。
Official Mushashi Japanese Katana
オフィシャル・ムシャシ・ジャパニーズ・カタナ
ムサシじゃなくて、ムシャシってなんだよ・・・?
ムサシだとしても、オフィシャル・ムサシってなんだよ?
公式武蔵?
つっこみどころ満載。
ちなみに、写真もイケてる。
なんかそれっぽいけど、よく見ると、その下の書道が怪しい。
「中国ではありえても、日本でオレンジの紙に書道を書くかよ!」
「だいたい、書道で漢字を書いた横に、ひらがなでルビをふるかよ!」
「ていうか、ルビのがさきって、そんな日本語ないんですけど・・・」
「あと、ひらがな、やけに下手じゃないですか?」
「もうひとつ、 "の"は中国人が唯一読めるひらがななので、
日本製じゃないのに日本製だと強調したいときに
"~~の~" という商品名を中国人が良く使うんですが、今回も一緒じゃないですか?」
ちなみにこの製品、299.99ポンド(約6万円)で一発落札の商品。
誰も落札しないことを望む。
とかまぁいろいろ書いたが、
僕も実際、スコティッシュとアイリッシュとブリティッシュの違いとかって、説明できない。
ネットで、ばりんこ「スコティッシュウィスキー」と書いてあったら、
たとえ「アイリッシュウィスキー」だったとしても、英国人なら人目でわかったとしても、
僕は信じて買ってしまう。
はぁー
安いニセモノ出回っている横で、本物の日本刀なんて売れるのか?
やめておいた方がよさそうだ。