来年2月に予定されている、辺野古の埋立工事の賛否を問う県民投票。
「賛成」or「反対」
の二択の意思表示のようである。
玉城デニー知事は、こんな選択肢の結果で、多い方を県民の総意として扱うのか?
こんなふざけた県民投票などあり得ない。
保守の立場の沖縄県民でも、諸手を上げて「賛成!」する人間などいない。
「普天間基地の閉鎖を優先のため容認」
「条件付き容認」
「近隣諸国との情勢を考え容認」
反対の立場の中でも、
「辺野古に関係なく普天間が閉鎖されるのであれば反対」
「可能ならば反対」
「反対しても無理だろうが、沖縄の基地の実情をPRするために反対」
etc.
県民一人一人の意見は様々である。
そもそも、翁長知事の意思を継いだ形で、
「辺野古の基地建設はやめてもらいたい」というのが県民の意思として玉城デニー知事が当選している。
それを今更、さらに県民に「賛成」or「反対」の意思表示をしろというのは、税金を使って行うことなのだろうか?
保守の立場の私としては、
あくまで「容認」という立場であり、「賛成」という踏み絵を踏ませるような県民投票など、究極の沖縄県によるパワハラであり、権力の暴力以外の何者でもない。
安倍政権が権力によって強引に進める辺野古の埋立工事であるが、県民投票も同じように玉城デニー知事の権力に強引に進められているように感じられる。
結局は沖縄県の権力も同じじゃん。
今回の県民投票は、
諸手を挙げて「反対!」
諸手を上げて「賛成!」
という「賛成」or「反対」という選択肢に合致した方だけ投票すれば良いのではないかと思う。
辺野古問題は20年以上も前から紆余曲折している。
ここで、このような本当の意味で県民ひとりひとりの意見が反映されない県民投票を行うこと自体、さらに問題を複雑化していくだけなのではないかと思う。
「反対」に投票した人。
「賛成」に投票した人。
しかし、その「賛成」or「反対」の奥にある思いや考えは無視されている県民投票。
特定の政治的思想の元で、辺野古の埋立を反対するために県民を利用するような県民投票を私はボイコットする。
そもそも◯をつける選択肢がない。