ここ数日、北朝鮮情勢が緊迫し始めている。
一時、米国が軍事的に動き、北朝鮮がミサイルを打ち上げた時には、マスコミも大騒ぎしていた。
しかし、2週間ほど、テレビを中心にまるで収縮しているかのように、北朝鮮情勢の報道は少ない。
北朝鮮がミサイルを繰り返し打ち上げることの報道はそこそこ大きく報道していて、その性能が云々という報道ばかりで、その裏で米国がどのように動いているのかなどの報道が非常にすくない。
先ほど、朝日デジタルが、米国が北朝鮮に対しての圧力強化をしていると配信した。
http://www.asahi.com/articles/ASK5W2WFQK5WUHBI00H.html?iref=comtop_latestnews_04
一般人にとっては、やや難しい内容なのかもしれないが、このように、ここ一ヶ月の間にも、米国と北朝鮮との軍事的衝突の可能性は固まってきているのだ。
実際には、日本の近海に米国の空母が3隻集結させている。
これは、はっきり言って以上事態だろう。
1隻はただの訓練
2隻は脅し
3隻は戦闘準備に入ったと言っていいだろう。
昨日行われたサミットにおいても、トランプ大統領と安倍首相との間で、かなり濃厚な会話が交わされているだろうと思う。
新聞では各社、専門的な面も含め、米軍発表、防衛省発表のことを書いてはいるものの、実際に国民に伝わるレベルではない。
テレビニュースなど、まったく緊張感はない。
過度に緊張を煽ることはNGであるが、しかしあまりにも緊張感がなさすぎる。
もっとも、腹立たしいのは民進党だ。
今、日本を取り巻く環境が非常に緊迫している状況の中で、加計学園問題で政府自民党を攻めることばかりに力をいれている。
もちろん様々な問題や法案の会合には出席はしているだろうが、国民世論をそちらの方向へ持っていこうと躍起になっている。
加計学園問題ももちろん、真実がどこにあるのかは国民の関心も高い問題で白黒はつけてもらいたいが、国民世論をこのレベルに持っていき、自民党のイメージダウンを狙っているようなことは、国民にとって『悪』以外の何者でない。
今、日本の国民が情報を得て、政府や防衛省がどのように考え、有事の時にはどうなるか。
そこに政府の動きに誤りがないのかをチェックするのが、野党やマスコミの仕事である。
今のままで、万が一、米国と北朝鮮との間で衝突が始まった場合、安倍首相では米国のポチのように動くしかしないだろう。
本当にそれで良いのか?
日本が積極的に、戦闘が起きないようにできることはないのか?
万が一、衝突しても最小限にできる方法はないのか?
そのことの国民議論が必要である。
また、日本人の民間人、自衛隊員に被害が出ることも想定する必要もある。
そして、韓国にいる邦人をどうやって救出するのか。
政府は民間航空会社にも要望は出しているとは思うが、具体的な方法など、国民には伝わってはきていない。
さらには、日本にミサイルが打ち込まれた場合、海外に出ている邦人を帰国させるのか。
中国やロシアが米国寄りか北朝鮮寄りのどちらに動くかによって、中国とロシアにいる邦人の対応も必要である。
補足的ではあるが、ここ沖縄など、米軍基地がある。
実際に北朝鮮は沖縄の米軍基地も標的にしているのは、間違いないだろう。
そして、実際に北朝鮮のミサイルが届く場所にある。
しかし、翁長知事は相変わらずの「辺野古!辺野古!辺野古!」である。
そもそも「地下」というものがほとんどない沖縄において、万が一の時は避難する場所すらない。
その中で、沖縄県は沖縄県民をどう守ろうと考えているのか?
今ここまで緊張が高まった中で、「基地があるから狙われる。だから基地は全面撤廃」という平和団体のスローガンなど意味はない。
もちろん、突然、北朝鮮がミサイルと沖縄に打ち込んだら、命中した十数キロは大きな被害となるだろう。
ただ、事前に医療関係や、米軍や自衛隊、警察、消防などとの関係をしっかりしておけば、助かる命も多いのだ。
翁長知事など、沖縄県民の命を守る気持ちなど毛頭ないことが、この状況を見てわかる。
沖縄だけではなく、全国の知事の中にも同じようなものだろうと思う。
どうせ、「政府や防衛省からの情報がないから何もできない。」などと各知事も言うのだろうが、分からないなら、政府を突っついて、聞いて、政府を動かせ!と言いたい。
政府もマスコミも地方自治体も、日本全体が平和ボケしている。
これを読まれた方は、今の北朝鮮と米国の動向を意識しておかれることを願います。
いつ突然に携帯のアラートが鳴り、テレビのニュース速報で「米、北にミサイル発射」と出てもおかしくない状況は認識しておくべきだろう。