その1より
#01 パニックの原因追究
#02 6年前の花火大会



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#03 6年前の真実



『6年前、花火大会とは別に何かなかった?』
先生に聞かれました。




6年前のこの日。。
私の中で忘れもしない日

この子が、
心臓肥大と診断された日…



・・・

その日の午前中、
当時は彼氏だった主人を連れて
定期検診のため動物病院へ行ったのです。

※キャバリアの疾患は心臓病と言われるほど、
若い頃から心臓病になりやすい犬種と言われています。
症状はありませんでしたが定期的に検査を受けていました。



そのレントゲンの結果が、
前回よりも心臓が肥大していると言われたのです。
でも心雑音は聞こえないレベル。
まだまだ初期だったので、フード療法でいける軽いものでした。



キャバリア=心臓病
分かっていた。
いつかこの日が来るんじゃないかと…

分かっていたはずなのに
実際に宣告されると受け入れることが出来なかった


私が動物看護士時代にも
心疾患のキャバは何頭も見てきたのに。。

この子は大丈夫。
この子に限って…
勝手な思い込みがありました



病院をあとにし、家へ帰りましたが
涙が止まりません。

みんなの前(主人+ワン+黒猫)で
ボロボロ泣いて、動けませんでした。


まだ初期だけど進行が早かったら…?
この子はいなくなるの?

なんて悪いことばかり頭をよぎり
泣いては落ち込んで、ひたすら呆然としていました。


でも、主人と付き合って半年とか
まだうぶな私だったので←笑
『ごめんごめん~楽しくないよね!
何かしよっか…♪』
と主人に気を使い話題を変えようと切り出しました。

“大丈夫よ^^”とか、“まだ初期やし!”とか
そんな慰めの言葉を言われると思ってた

でも主人の第一声は、
『SMAPのライブビデオ見よー^^』って苦笑

驚き驚き驚き冷や汗

ビックリ!
慰めの言葉は何一つなかった。笑
しかもなぜか、SMAP…

正直、こんな状態で見ても
テンションは上がらずシーンとした中でSMAPを見ることに。。



ちょっと話は逸れますが

その1年後、主人と
そういえば去年、私が泣いた時
SMAP見ようっていったよねー
意味わからんし、えらい謎やったー
って会話をしていて、ふと気付いた。

、、、?ん?

私=SMAP好き
SMAP見る=笑顔になる

、、、あれ?!

もしかして、、、
あの時SMAP見ようと言ったのは
泣いてる私を慰めようと元気づけようと思って
SMAPって言った?!

聞いてみると、やはりそうだった!笑
何とも遠回りで分かりづらい慰め方法だこと苦笑

というか…私が気付くのが遅いですよね。
1年後って、遅すぎですよね。。

みなさん、もしかして
読んでてすぐ分かってました…冷や汗
?笑




あ。話を戻します~

この子が初めてパニックになった日は
心疾患と言われた日でもあったので
その日は何をしていたのか、しっかり覚えています。

しばらくSMAPを見て
夜は気分転換に出かけました。


・・・


私がボロボロに泣いたという話は
先生には初めて話しました。

すると…

話てる最中に先生が気付いた。
『それだよ…!きっとね、あなたが泣いたからよ…』
と。。




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#04 涙=不安



あの日、確かに私はビービー泣いた。
この子の事を考えて泣いた。
  ↓
それがワンに伝わった。
泣いてる私を見てワンが心配になり不安にさせた。
  ↓
夜、花火があがった。
不安な中、聞こえる音が恐怖に変わった…



この子に恐怖を与えてしまった根本的な原因は私…



あんなにも、
原因が分からない
ストレスためてほしくない

そう思って大切に過ごしてきたのに、、


私のせいだった。




先生はこう言いました。

『犬の前で泣いたらダメよ!(猫も)
ダイレクトに伝わるんだから。
ましてや、大好きな人が泣いてたら犬も不安になるの。
言葉が分かる動物なんだから。

私はね、どんなに辛いことがあっても
犬の前では絶対に泣かない。
空元気でもいいから、笑ってるよ。
そしたらね、自分もどん底まで落ちなくなくて済むでしょ。
そりゃぁ落ち込むけど、ある程度の所で止まるよ。』

この言葉がグサグサ刺さりました。。
だって…、、糸が全部繋がったんです。



ワンの行動が落ち着かなくなったのは
数ヵ月前からだといいました。


…数ヵ月前、、、

約4ヵ月前のこと。
私は、毎日泣いていました


流産をしてしまった頃です




私の流産とこの子の異変が起きた頃が
一致しているかどうかまでははっきりとは分かりませんが、
この子が私の行動に過敏に反応するようになってしまったのは
私が泣いていたから。

私がこの子に負担をかけてしまっていたのです。


花火の時と言い、
今回の流産といい
ワンにとって取り返しのつかないことをしてしまいました。


ストレスフリーを心掛けてきたのに。


私は自分が泣いてスッキリして
ワン黒猫に慰めてもらって…
私だけが、ストレスフリーになってどうする!


この子は本当に優しい子だから。。

私が動くと後追いするのは
私が心配だったから。。


私が泣けば泣く程、
ワンを苦しめて不安にさせていたと思うと
いたたまれなくなってしまい、先生の前で泣きそうでした。



先生は、さらに言いました。
『飼い主さんってね
これがペットだから甘えがでて泣くの。
でもね、2~3歳の子供と思ってごらん。
2~3歳の子供に辛いことがあったからと目の前で泣ける?
泣かないよね?
笑顔でいようと心掛けるよね。

そうゆうことなんだよ。
動物は人より早く年をとる。
この子ももういい年だけど
中身は2~3歳と一緒なの。
動物が何かやらかしたら、頭ごなしに怒るでしょ。
でも、子供だったら
どうしたの?何があったの?って聞くよね。

動物は言葉が理解出来るんだからね。

泣かないのよ!
空元気でも笑顔でいること^^』



“笑顔でいる”



簡単そうだけど
分かりましたと言う自信がなかったんです。


外では泣かない。
でも、家では我慢せずに泣いたり、
感情を出してきた私にとって
今後この子達の前でまた泣いてしまうんじゃないかと思うと
分かりましたとは言えませんでした。


泣きそうな私を見て先生は
『これまでの事はもう戻れないから
これからが大事。

この子達はあなたが笑っていたら
それだけで嬉しいハズよ。
泣いてたら、どうしたのー?って
不安にさせてしまうよ』


先生が喋る内容が
数ヵ月前の自分の行動に当てはまりすぎて
情けなくなった。


頑固として、笑顔でいますと言えない私に
先生も何かを察してくれて
何があったの?大丈夫?と声をかけてくれて。。

その後は私の人生相談みたいに
色々アドバイスをもらい←笑
今後はこの子達の前では泣かない努力をしようと思いました。



ワンの後追いやパニックは
私の涙が原因ではないかと言う方向で
しばらく様子を見ることに。

とりあえず、私は笑顔でにこ


それも違うようだったり
ひどくなるようだったら、
抗うつ剤のお薬もあるから…と。。

※何もせずストレスを抱えて過ごすより
お薬を飲んで、少しでも軽減させてあげることを優先とした考えです。




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