皆さんは「低血糖症」というのを聞いたことがあるだろうか?
低血糖症は、その名通り、血液中の血糖レベルか急に低くなる病気で、
その原因は「三白」だといわれている。
「三白」とは、砂糖、白米、白パンといった精製され過ぎた食品のことで、
精製された食品は逆に良いのでは?と思いがちだが、じつはこれがよくない。
大きな理由は、精製されていなければバランスよく摂取できるはずのビタミンやミネラルかすべて排除されてしまっているからだ。(だから小麦粉なら全粒粉の方がよい。農薬の有無もあるが、これは後日・・・)
そして消化吸収が良過ぎること。
疲れたときに甘いものを食ぺると、急に疲れがとれたような気になるのも、砂糖が
すぐに体に吸収されて血液中の糖分濃度が急激に高くなる、実はこれがよくない。
体に入った砂糖は、人体の自然な消化吸収のスビードに比べ早過ぎるほどあっという間に吸収され、
血糖値が急激に上がる。
するとそれを本来の正常レベルに戻すため(恒常性機能=これもミネラルが司っている)に、
体はインシユリンを大量に分泌してしまう。
本来、人体は自然な食品のゆっくりした消化吸収に合うようにできているため、
この早すぎる吸収に直面した人間の体は、インシユリンを必要以上に分泌してしまう。
その結果、血糖値を遂に下げすぎてしまい、低血糖症が引き起こされる。
低血糖症は、精神的にも肉体的にも症状(これも後日また詳しく書きたい)を表し、
インシュリンを無理して大量生産していたすい臓は、やがて疲労しきって
最後には絶対必要量のインシュリンさえも分泌できなくなるのだ。
これが低血糖症から高血糖症である糖尿病になっていく原因である。
急激なこの砂糖の吸収は、ガン患者には大変よくない。ガンのエサとなりやすいからだ。
また、ついでに言うと、野菜などに使われた農薬も体内に入ると同じくガンのエサになる。
だから、代替療法では「砂糖」の徹底した摂取制限をしている。
これと同じことが他にも多く、生体には言えるのだ。
例えば、牛乳を飲めば一時的に血中のカルシウム濃度があがり、正常なバランス状態に戻るために
一気に体内カルシウムが排出され、カルシウム不足、つまり骨粗しょう症や高血圧(塩分摂取が本当の原因でない)の原因になるのだ。
(カルシウムに関することも後日詳しく書きたい)
インシュリン分泌について書き加えると、夜寝る前などに食事をして太るのは、インシュリンの過剰分泌で食べたものが脂肪に代わり易いからで、逆にやせすぎという人は、このインシュリンの分泌が充分でなく、食べ物が未消化で排出されているからである。
太りすぎもやせすぎも、インシュリンの分泌に関係しており、このインシュリン分泌はミネラルのひとつ、
「バナジウム」なくしては出来ない。
いかにミネラル摂取及び体内ミネラルバランスが大変大切だということをご理解頂けるだろうか?