■ 決算の修正発表に対する投資家の反応の違い:オンライン・ビデオとテキスト
既に公表した決算を事後的に修正する発表(決算修正)をオンライン・ビデオを通して行った場合と文書(テキスト)で行った場合とで投資家の反応にどのような違いがあるかについて、イリノイ大学とワシントン大学の研究者が 共同研究を行った。
修正を行うこととなった原因・理由に関しては、社外要因にその原因を求める説明の仕方と社内要因に求める説明の仕方の二通りの説明の方法で実験を行った。
その結果、正直に社内要因に基づく説明をした場合は、テキストでの発表よりもビデオでの発表のほうが、投資家の信頼度は高かった。
一方、社外要因で説明した場合には、テキストでの発表のほうがビデオでの発表よりも投資家の信頼度が高かった。以上から、同研究報告書では、ビデオは、投資家の反応をプラスの方向にもマイナスの方向にも拡大させる傾向があると結論づけている。
詳細情報:
http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=1467856
■ 米SEC、Proxy Access Ruleの正式採用を決定
米SECがproxy access rule (Rule 14a-11)を正式に採用決定した。最低3%の持ち株比率や3年以上の当該株式保有実績などの条件を満たした株主に、取締役候補者を株主総会に推薦する権利を与えるもの。そうした場合、企業は総会招集通知の議案に当該株主提案を含めなければならない。
詳細情報:
http://www.sec.gov/rules/final/2010/33-9136.pdf
■ 米SEC、格付け機関に警告
SECは米格付け機関Moody’s Investors Serviceの格付け決定にかかわる社内手続きについて調査を行っていたが、今回その結果をSEC’s Report of Investigationという報告書にまとめ発表した。
問題となったのは、コンピュータのコーディング・エラーによりモデル・アウトプットが誤っていたことを知ったMoody’sの格付委員会が、自社の信用が損なわれるとの理由から、その誤りを正さずに放置していた2007年の問題。格付け機関は、格付けに関わる社内プロセス等をSECに届け出ているが、Moody’sは届出に従った運用をしていなかった。
詳細情報:
http://www.sec.gov/news/press/2010/2010-159.htm
■ ファンドマネジャーの景気見通しが改善:バンク・オブ・アメリカ・ メリルリンチ調査
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのSurvey of Fund Managers調査(8月)によると、世界のファンドマネジャーの世界経済に対する見方に改善がみられる。
7月調査では世界経済が今後12ヶ月の間に後退するとみるファンドマネジャーが改善するとみるファンドマネジャーをネット12ポイント上回っていたが、8月調査では改善が悪化をネット5ポイント上回っている。また、悲観的な見方はこれまで主に欧州および中国に対して向けられていたが、8月調査では日本および米国にシフトしてきている。
詳細情報:
http://bit.ly/c2lU9O