マルセイユ到着後、まず予約をお願いしたのは美味しいブイヤベースが頂けるレストラン
本場で頂いたことがないので初めてのメニューを外さないよう、現地の方がオススメのお店を何店舗か教えて頂きました。
マルセイユ在住の方々が口を揃えてオススメくださったレストラン2軒は残念ながら冬休みに入ってしまっていてお休み。
3軒目、ここも美味しいけど・・・お値段が張るのよね!と言う事で教えて頂いたお店。
元は漁師のスープなんだからそんなに高いところじゃなくても・・・と思ったけれど、欧州ではお魚って日本よりずっと高級品だし、伝統的ブイヤベースを提供するお店はお値段も決してお安くないと聞いていたので仕方なし。
お休みのシーズンだし、次があるかどうかわからないので外したくなかったので予約して頂きました。
観光列車を降りた後、少し時間があったのでラファイエットや石鹸屋さん、ワインショップなどを見て回りお腹を空かせます。
予約時間少し前に伺ったのがこちら
こちらのレストラン、以前世界不思議発見でも紹介されたのだそう。
どおりで!
お隣のお席には日本人ファミリー、奥にも日本人ご夫婦がいらっしゃいました。
店に入るや、笑顔で英語で話しかけてくれます
観光客がたくさん訪れるのでしょうね。
英語が出来ない私でも欧州では英語を話してくれるスタッフがいてくれるととってもホッとします。
※ここから先、写真が真っ赤です・・・
店内赤い光で、カメラの調整をしないまま&撮影後何も確認してなかったので・・・
御見苦しく申し訳ないです。
以前は星を獲得していたようですが、テラスの拡幅などをしたことでミシュランが定めている条件を満たさなくなったとのこと。
こちらは星にこだわることなく、独自路線を貫くスタンスのようでした。
それでも変わらずとても人気なお店のよう。
ホテルのスタッフも何度か訪れたことがあると仰っていました。
ただ、高いから頻繁には行けないの!って。
そう何度も繰り返されるものだからお会計が心配でしたが、お値段を聞くことも出来ずお店に入ってしまった~?
大丈夫かしら?
まずはアミューズブーシュ
これ、何だったかなー?
忘れてしまったのが残念なのですが、海藻を使ってあったと思います。
美味しかった記憶だけはありますけどね
食前酒に続きワイン
ブイヤベースにはカシの白ワイン!が相性抜群らしいですが、どこかで頂いた(どこだったっけー?忘れちゃった)際、軽過ぎて夫の口には合わなかったようで。
こちらではBandolバンドルにしました。
ちなみに『カシ』とは、マルセイユからバスで3、40分行ったところにあるカシ(Cassis)で生産されているワイン。
「ブイヤベースにはカシのワイン!」がお決まりらしいので、初めて南仏を訪れる際は定番カシのワインと共に頂いてみると良いかも。
ちなみに、『カシス』と呼んでいらっしゃる方が多いようですが『カシ』です。
続いて
皆さんご存知のマルセイユ名物料理ブイヤベースのスープ
ブイヤベースとは、スープと魚がセットになって初めて”ブイヤベース”と呼ばれます。
スープだけの場合、前菜でブイヤベースのスープとなるわけですね。
ちょっと長くなりますがウンチクを・・・
ブイヤベース【bouillabaisse】は南フランスの地中海に面したプロヴァンス地方の魚介料理。
数種類の魚介類を用いて、サフランとニンニクの風味が特徴です。
元々マルセイユの漁師達が穫れたての魚をひとつの鍋にほうり込んで煮ていたのが始まりで、その名の由来は沸騰bouillirしたら弱火にするabaisser煮込み方からきているのだとか。
材料や調理法は一定ではないけれど必ず4種類以上の決まった魚が入っていなければ『ブイヤベース』とは認めないのです。
数種類の魚介類を用いて、サフランとニンニクの風味が特徴です。
元々マルセイユの漁師達が穫れたての魚をひとつの鍋にほうり込んで煮ていたのが始まりで、その名の由来は沸騰bouillirしたら弱火にするabaisser煮込み方からきているのだとか。
材料や調理法は一定ではないけれど必ず4種類以上の決まった魚が入っていなければ『ブイヤベース』とは認めないのです。
一例を挙げると、カサゴ・マトウダイ・ヒメジ・アンコウ・ホウボウなど白身の魚やエビ・カニなどの甲殻類をすべて同じくらいの大きさに切り、潰したニンニクにトマト、タマネギ・タイム・月桂樹の葉・パセリなどの香草類と共に鍋に入れた料理です。
本場マルセイ ユでも、伝統的な方法で決まった魚介を使って『ブイヤベース』と言われるきちんとした料理を出しているお店は限られているのだそう。
本場マルセイ ユでも、伝統的な方法で決まった魚介を使って『ブイヤベース』と言われるきちんとした料理を出しているお店は限られているのだそう。
レストランで教えて頂いたところ、ブイヤベース憲章に加盟しているレストランに行くのが確実だと言う事でした。
調べてみると加盟店のリストがあったので載せておきます。
漁師が昔から食べていたお魚のごった煮の発展系。
今では冷凍のお魚を使うなんちゃってブイヤベースを提供するお店が殆どと言う事ですが、いちどは本場の伝統的ブイヤベースを頂いてみたかったので新鮮なお魚を使っていらっしゃるこちらのお店を選びました。
ちなみに、なんちゃってブイヤベースのスープでも良ければ”スープ・ド・ポワソン”を観光地のレストランで頂けます。
スープに薬味?として、パンと生のにんにくとルイユというオレンジ色のトウガラシ入りアイリオソースにグリュイエールチーズが供されます。
パンにニンニクをこすり付け、ルイユを載せたパンとチーズをスープに浮かべ、スープが沁みたパンと溶けたグリュイエールチーズを一緒に頂きます
とにかく美味しい!!!
思わずにやけてしまう。
魚介のエキスたっぷりスープが濃厚で、美味しいのひと言に尽きます
魚介のエキスたっぷりスープが濃厚で、美味しいのひと言に尽きます
今まで日本で食べたブイヤベースのスープとはと全然違う!!!
日本のは本物のブイヤベースに失礼だ!!と思ってしまうくらい美味しいです。
今まで味わったことのない美味しさ!!
日本のは本物のブイヤベースに失礼だ!!と思ってしまうくらい美味しいです。
今まで味わったことのない美味しさ!!
美味しい美味しい、馬鹿ひとつ覚えみたいにしつこいね
ここで私、失敗しました・・・
あまりに美味しくて、結構な量があるのに食べ過ぎてしまったんですね
これだけでもう充分お腹いっぱいなんですけど・・・
遅くなってしまい腹ペコでがっついて頂いてしまったランチを案の定めちゃくちゃ後悔しました
やっぱりランチは我慢するべきだった・・・
もしくは、朝は軽くでも何か口にしておくべきだった・・・
フランスでいつも困るのはディナーの時間が遅い事なんだけど、分かっていた事なのにこの日は本当に時間配分を失敗しました。
さて。
ブイヤベースを頼むとこのスープが前菜として、続いて主菜のお魚になるのが通常です。
ブイヤベースを頼むとこのスープが前菜として、続いて主菜のお魚になるのが通常です。
ただ、同じお味を続けて頂くのはボリューム的にも味的にも飽きちゃってつまらないし、出がらし(ではないのだけど、日本人的にはそう感じるような味とのうわさ)のお魚はきっと食べられないよね?ってことで、私達はスープだけを前菜として単品にして頂き、メインは別途オーダーしていました。
そして、充分お腹いっぱいになったところに・・・
夫はロッシーニ
欧州の牛は赤身なので日本人にとっては正直言って結構ハズレがあるのですが・・・、こちらもフォアグラはとっても美味しかったのだけどお肉は正直イマイチ・・・。
元星付の人気店だったのでそれなりなのでは?と期待して久しぶりにビーフを選んだのに・・・と、夫は殆ど残していました。
お腹いっぱいのところにイマイチだと絶対入らないよね
私はソール レモンは通常サイズの半分、こんなに大きいお魚なんです!!!
昨年の同じ時期、サン・マロで頂いた有名なドーバーソールとは違って地中海産はとっても大きくてびっくり!
当然、食べやすくカットしてお皿にきちんと盛りなおしてくださいます!
大きいのでお味も大味かしら?と思ったけれどそんなことはなくとっても美味しい!
さすがおフランス~って感じでした。
驚いたのが付け合せのポテト。
夫のポテト(左側)なんてトリュフポテトですよ!!!
これが、トッピングにも中のマッシュにもふんだんに混ぜ込んであってめちゃくちゃ美味しい!!!
久しぶりにトリュフってこんなにいい香りだったっけ?と思えるものに出会いました。
久しぶりにトリュフってこんなにいい香りだったっけ?と思えるものに出会いました。
フォアグラにトリュフを使ってあるメインなんて最強!
ついでに私の付け合せ
普通のマッシュでしたが、こちらもトリュフポテトに負けないほど美味しいの
持ち帰りたくなるくらいでした。
あんなにお腹に余裕がない状態で訪れたこと、本当に後悔しかありません
そしてここなら、特に大食いの人でなければ前菜のブイヤベースにデザートで充分かも?と言う量が出てきます。
ふたりしてお腹いっぱいで半分くらいしかお腹に入らなかったのですが、本場で大満足の初ブイヤベーススープでした。
こんなに美味しいんだからデザートも美味しいはず!!
食べたい・・・けど
甘いものは別腹の域を超えていたし、メインも食べられない状態だったので泣く泣くキャンセル。
その時の対応も不快な思いをすることのないもので最後まで好印象。
当然アヴァンデセールとプティフールも出して頂きましたが・・・
最後に日本人シェフがいらっしゃるのだと伺いビックリ
わざわざキッチンから出て来て下さり、ちょっとだけ立ち話で情報交換を。
日本から遠く離れた地でこんな美味しいものを作れる日本人にお会いできるとは~
頑張ってる日本人、凄いな~
また機会があれば、是非お腹を空かせて訪れたいレストランのひとつです
マルセイユを訪れる機会があったら、是非ブイヤベースを頂いてみてくださいねっ