ところ変われば！食品の賞味期限

オランダに来た当初は手に入らなかった日本食材も近所に中華スーパーが増えたことで少しずつ手に入るものが増え、欲しいものが買える場所も分かって、日本の普通の献立が続いています
たくさんの調味料類や乾物を届けて下さったブロ友さんのおかげによるところが大きいってのはあるんだけどね。

とはいえ、手間は日本の何倍もかかる～
中まで泥だらけのポロ葱とか、痛み過ぎてる玉ねぎが殆どでも普通に売ってるとか、鶏肉はBIOのお肉屋さんで買ってるけど普通に毛が付いてるし血管きっちり取ってないから気持ち悪い・・・
下処理には、日本と比べるとものすごく労力を要します
日本と違い、旬から外れたものは手に入りづらいしね。

そんなわけで、炒めるだけ！とか、炒めてソースを絡めるだけ！とか、極限まで手抜き出来る合わせ調味料は食材がラクに手に入るようになった今でも習慣なのかただの貧乏性なのか、お気に入りはとっても大事に使ってる私。
疲れた時とか時間ない時の救世主だもん！
ついつい大事にし過ぎて・・・気が付くと

実は今月、インフルエンザに罹ってました。
抗生物質をなかなか処方してくれないオランダ。
体力ある年齢ならタミフルなんて出してくれない
水分しっかり摂って寝てたら治る！の一点張り。
【私は体力ないです！！！】と訴えても・・・、ダメでした

こうやって寝込んだりするとあっという間に1，2週間。

これを使おう！と、賞味期限が近いものをピックアップしていても気付くと過ぎてしまう事があります。

救世主も使える体力が残ってて初めて力を発揮してくれるものであって、寝込んじゃうとどうにも・・・結局本末顛倒ってことになっちゃうんですね。

我が家は割と賞味期限にはゆるーい考え(だと思う)。
物にもよるけれど、調味料とか乾物なんかだったら賞味期限少し過ぎたくらいあまり気にせず急いで消費しちゃいます
消費期限なら気にはしつつ、日付前後のものは自分の鼻と舌を信じて判断、かな。
もちろん優先的に消費するし、すっかり忘れてしまっていて極端に過ぎてるものはさよならしますけど。

大体、期限内でも殺菌乳を原料としていることが殆どの日本と違って生乳を使ってることが多い欧州。
フランスのチーズやバターなんて、買って帰ってすぐに切ってみたらもう中が腐ってたってことが何度かあるから期限ってアテにならないと私は思うようになりました。
パンなんて消費期限めちゃくちゃ長いから、オランダもフランスもどういう原料使ってるのか謎すぎるし。
(たぶん、保存料すっごく使ってるんだろうな。放置していても全然カビ生えません。いくら湿度低いと言ってもあり得ない気がする。)

ところ変わってオランダ。
消費期限が過ぎてやっとディスカウント対象になり、かなり過ぎても平気で売られてたりします。
チェックが緩いだけなのかもしれないけど、その辺は定かではなく。
たまに訪れる日系スーパーで初めて期限切れが日本よりお高いお値段で売られてたのを見た時は驚いたけど普通みたいだし、オランダのスーパーでは期限が過ぎた牛乳とかヤクルトとか、翌日からやっと35％オフってのが多い気がする。
期限切れで半額にもならないのに売れるんだろうか？

特に最近ビックリしたのはお豆腐。
店員さんの見落としなのかもしれないけど、いくら長期保存出来るパックのお豆腐(写真のようなもの)とは言え、1年以上過ぎてるのに35％オフで売られてて、さすがに引きました。

ゆるーい考えの我が家でも絶対買わないし怖くて無理！だわ
暫く置いてあったけど、誰か買ったのかなぁ。

お友達の中国食材店を営む方がぼやいてたのを思い出しました。
『日本の食材を扱いたいけど、賞味期限が短くてなかなか扱えない！』って。
も・もしや、こんなこと気にする日本人がいるからですかね
ごめんね

次の人が詰まってしまうのが悪い気がして、レシートを見るより急いで荷物を詰めることを優先しがちな私ですが、オランダでは賞味期限はきちんと見てカゴに入れよう！と、改めて思ったのでした。