ブエノスアイレスで開催された125次総会ですが、2020年オリンピック・パラリンピックの最終決定に臨む「東京」のプレゼンテーションを昨夜遅くまで夫とふたり、眠い目をこすりつつ見ていました。
最初に挨拶に立たれた高円宮妃久子さま、パラリンピック陸上日本代表佐藤真海選手、そしてタレントの滝川クリステルさんら女性3人のスピーチは良かったなぁ。
皆さんはご覧になられたでしょうか?
本日早朝から投票が行われ、東京が開催地に選ばれた瞬間が伝えられたよう。
皆さんご存知の通り、東京でのオリンピック開催は1964年大会以来 年ぶりの2度目!
まさか7年後に目の前で感動を味わえるだなんて!!!
私は、というと、その瞬間を観たくてウトウトしながらリビングでテレビの前を占拠していたのに、気づかないうちに落ちていた自分にショックを受けましたが(苦笑)、今までの失敗を教訓に緻密な招致活動を行い、何よりも正攻法でハートに訴えるプレゼンテーションが功を奏したのだろうと思います。
初めて皇室関係者がIOC総会に出席した意義も大きいのではないでしょうか?
今までは決まった後に要請され名誉会長等の職に就くことが多かっただけに、今回その殻を破った。
海外では当たり前のことになっているけれど、宮内庁の垣根を低くした意義は大きいと思います。
開催まで7年。
ハード面は日本の技術・経済面でクリアすることでしょう。
でも、留意すべき2つの問題点があるように感じている私。
まず第一に、選手強化の問題。
7年後には現在の小中校生が主力となることでしょう。
それには底辺の拡大が大切!
才能を発掘する能力と、名伯楽が求められる。
何千何万もいて、最終的にはほんの一握りの選手がオリンピックの舞台に立つことになる。
大多数の子供達は出場することが敵わないわけですが、努力をした過程こそ自分にとって大切な事なのだということ、それがまた日本にとってプラスになることだということを教えていかなければならない。
もう1点は安倍総理がプレゼンテーションで宣言した通り、福島原発の事故処理を抜本的に進めなければならないということ。
少なくとも7年後には廃炉作業には入っていなければならないし、福島沖で獲れた魚介類も安全な食品として流通しているようでなければならない。
その課題に向けて安倍総理の強力なリーダーシップが求められるわけだけど。
さて、どうなるかしっかり見守って行かなきゃならないですね!
決定はゴールではなく、これからがスタート。
決して忘れてはいけない大きな問題もあります。
7年後の未来へ向けて、ひとりひとりに何が出来るのか?考える良い機会にもなりましたね!