音楽配信業界の構図
【業界のバリューチェーン】
「デバイス」×「配信業者」×「著作権者+レコード会社」が絡み合った構図になっていると思われる。
・「iPod(アップル)」×「iTunes(アップル)」×「各レコード会社」
・「Docomoケータイ+東芝、シャープ、ZENなど」×「Napster」×「各レコード会社」
・「auケータイ+ソニー」×「Lismo(au)」×「各レコード会社」
・「各キャリア+各オーティオ機器」×「レコード会社配信サイト」×「各レコード会社」
・「各キャリア」×「dwango.jpやmusic.jpなど各配信会社」×「各レコード会社」
・「各オーディオ機器」×「Myspace」×「各レコード会社」
※日本においてデバイス販売を行う「家電量販」はあまりデジタル音楽配信市場に影響していないと思われるので除く。
音楽配信業界の未来予測
■CDを購入して音楽を視聴するスタイルが消えていく
デジタル音楽配信市場は拡大し、パッケージ(CD/DVD)市場は全体の1割~2割程度になる。
■月額固定料金
Napstarやdwango.jpなどが行っているサブスクリプションサービスによる聞き放題、取り放題が拡大していくと思われる。コンテンツの利用比率が高まると月額固定制をユーザーは望むようになり、現状でも月額固定制を望む声はある。
レンタルではなく、楽曲を所有したいという意向に関しても、別途料金を支払って購入という形で吸収されていくと考えられる。
ただ、未成年の利用に関して、新学年の高校生のお小遣い平均は5590円、中学生は2738円であるため、980円の料金設定は未成年にとって敷居が高い。
しかし、この料金設定についても、利用者増加に伴い下がってくるのではないかと思う。
■複数デバイス1DB
複数デバイスから同一の音楽データが視聴できるようになる。ケータイやiPodなどのモバイルオーディオ機器、カーナビ、PC、家庭用コンポなどのデバイスで同じように聞ける。
これは米国で急速に拡大しているDRMフリーの動きと、Bluetoothトランスミッター技術など無線化の動きが収束することで起きる。カーナビにしてもこれまでモバイルオーディオ機器に保存している音源を聞くためには、シガーソケットに差し込みFM放送で受信するFMトランスミッターが主流だったが、今年7月ぐらいに日産からBluetoothトランスミッター対応のカーナビがリリースされたりしている。