ーー 寝坊したっ!!
「すみませんっ、おはようございますっ!!思いっきり寝坊しましたっー」
エプロンの紐を後ろで結びながら、ダダダッとキッチンへ駆け寄ると
食卓では既に朝食を終えようとしているユノに
華麗に食後のコーヒーを入れ、ミルクと一緒に渡している真崎の姿が・・・
ぽかんと口をあけて立ち尽くす私に
真崎が、得意気に微笑んで見せた
「これはこれは・・・ 久しぶりで枕が合いませんでしたか?」
「wwwwwww」
「あなたのも用意してありますよ。 こちらへどうぞ」
「・・ ありがと。」
しずしずと、テーブルへとすすむと、後ろから椅子を引かれ
座るように促される
ほんっとに完璧な男だなぁ~
「・・・・眠れなかったのか?」
サラダを手に取り、口へと運ぼうとしたそのとき
目の前のユノが ナフキンで口を拭いて聞いてきた
ドキッ
あんぐりと口をあけた私に
その、若干の上目遣いになる口のきき方
動作が止まります・・・・
「ちょっと・・・ 考え事してて・・・」
結局昨夜は、自分の部屋のソファベッドで寝た
・・・んだけど、あれこれ何だか色々考えてたら目が冴えちゃって、ぜんっぜん眠れなくて・・
寝なきゃ、寝なきゃ、と思えば思うほど、どつぼっていって・・・・
「目の下。・・・・ クマができてるぞ」
「えっ!うそっ!!」
クマっ!?
「・・・・・ 鏡も見てないのか?」
「wwwwwww」
途端に恥ずかしくなった
この、朝からビジュアル完璧な2人を前に・・・
なんて、俯いていると
その下げた視線の先に、真崎の足を見つけた
テーブル横に立っている
「ご主人様、やはり心配です・・・ 会長にはお願いをして、私はもうしばらくここにー」
「気にするな。」
「ですが、こいつ・・この方にお任せしてお屋敷に戻るというのはー」
・・・・え?
「真崎・・・ お屋敷に戻るって?」
どういうこと?
2人の会話に割って入ると、いきなり2人の視線がこっちへ向いた
「今朝、会長からお電話があり、しばらく会長宅でお仕えすることになりました」
真崎が残念そうにそう言いだした
「会長宅って・・・ おじいさまのところ?え?どうして?だって真崎はユノの執事なんでしょ?」
なんで今更、会長のところへ?
「ユノ様付ではありますが、雇い主は会長ですので・・・逆らえません」
「ええーーーーっ なんでなんでっ?そんなの、困るでしょ!
ユノは?いいの?それで・・ 仕事だってー」
「仕事は今までどおり、真崎がサポートにつくから問題はない」
あ・・・・
ご主人様に問題はない、って言われて真崎・・・
今、すっごく悲しそうな顔をした
「でもー・・ ほら、あれは?弟さんたちにここに来てもらうやつ!あれだって、真崎がいた方がー」
「なぜだ?」
「え?なぜって・・・」
真崎は下を向いて自分の部屋へと走って行った
「真崎っー 待って・・」
ガタタッー
私は箸をおいて、真崎の後を追いかけた
「・・・ ちょっと真崎っ!あんた、いいの?大好きなご主人様のそばを離れてもー」
「いいわけないだろっ?でもっ・・ 会長命令だし・・くそっ、なんで今頃急にこんな・・・」
「ね、会長に頼んでみたら?」
「ムリだよ。オレがそんなこと言える立場じゃない」
「じゃあ、ユノからー」
「ご主人様はいい、って言ってるんだ。仕事では今までどおりだし・・・」
「でも・・・」
突然、真崎がこの家からいなくなる?
そんなの、考えたことなくて・・・・
なんて思っていたら突然、真崎に両肩をガシッと掴まれた
「いいか?お前がヘマをやらかしたらオレはきっと、戻ってこれる」
「は?」
「だから、大きなヘマをやらかして、ご主人様にはオレがいないとダメだって思い知らせてくれ!」
「・・・・・・・・ どういうものの頼み方なの?それ・・」
何だかムカツクんですけど・・!!
「おまえなら出来るっ!!!」
激しくムカツクんですけどっ・・!!
「・・だからそれまでの辛抱だ・・ うん、それにご主人様がチャンミンさまを刹那愛おしそうに見つめられるところにも遭遇しなくてもすむ・・ ある意味これはラッキーともいえよう」
「え?・・・ 刹那愛おしそうに・・?」
ひとり、納得している真崎に聞いた
「そんなに・・・ ダダ漏れなの?」
「おそろしくダダ漏れだ」
「・・・・・・・」
ユノの・・・ 弟さんへの想い・・・
そんなに・・・ すごいんだ・・・
「おい、いつまで話してる・・?」
ぎょっ
真崎の部屋の前で、背中越しにすごく威圧される声に身が縮む
くるっ
ふりかえって、にこっ^^;
「そうだった、そうだった・・ 急いで朝ご飯食べないと、私も仕事に遅れちゃう~・・・」
ユノに微笑んで通り過ぎる
「今日の夕食は家でとる」
「・・・え?」
すれ違いざま、聞こえてきたセリフに思わず足がとまった
「時間はまた連絡する。・・・ 真崎、出るぞ?」
「あ、ご主人様っ!少々お待ちくださいっー」
バタバタと
しばらく聞こえてたと思ったら、あっという間に2人は出て行ってしまった
私は、朝食を食べ終わると
「・・・ ごちそうさまでした・・・」
合掌をして
食器を片づけ始める
シンクにある、2人の分と一緒に洗い物をしながら
ようやく頭が働きだした
ーー 今日の夕食は家でとる
あれって・・・
私に言ったのよね?
ーー 時間はまた連絡する
合わせて用意しろ、ってこと・・・ なのよね?
真崎は会長宅に・・・
ということは
「・・・ 今夜はアイツと2人きり・・・?」
ドクンッ
声に出して、その言葉に心臓がぎゅっとなるってー
リビングの時計から時報を告げるメロディが流れてきてハッと我に返る
「やばっ、遅刻するっ!!!!」
つづく・・・・
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
なかなか、チャンミンたちと会わなくてイライラするぅ~~
・・・という読者様
申し訳ございませんm(_ _ )m
あ、秘密!!
旦那が続き・・・ 9巻から12巻までをレンタルしてきてくれました~
よかった・・・
私が行った店舗の方では、貸出し中で、なかったんだよぉ~
それと、去年から始めた親友へのソンムル制作
今年もその時期がやってまいりまして
ってか、もう尻に火がついた状態・・・
しばらくそっちに集中しちゃうと思います
こっちの更新が滞っちゃったら、お許しくださいませ![]()
それではまたっ!!