「おめでとうございます!松永さんっ!」

「武田もすごいじゃんっ!よくやったなぁ~!!」

「さすがですっ!!」

 

 

部署に戻って報告をすると、皆が祝ってくれた

 

それにしても・・・

戻ったら動くって、武田のやつ・・

 

何のことだ?

 

 

と思って見ていると

 

こそこそと話し込んでいる女子社員たちの中へと入っていった

 

珍しいな、アイツ

ああいうとこに入っていくの

 

 

 

 

 

 

「ちょっとあなたたち!松永さんとつき合ってるのは、私ですから」

 

 

 

 

・・・・ は?

 

 

 

「そういうわけなんで、今後、噂をするなら、こっちでお願いします」

 

「ええーーーーっ!?武田さん、松永さんとつきあってるの?」

「ほんとに?」

「いつからっ?」

 

 

 

・・・・ おいおい

 

どういうことだよ

 

フハハハハハハハッ

 

 

動く、って、それ?

 

 

何なんだよ、アイツ

 

 

真面目な顔して噂話の中心になってやんの

 

嫌いなくせに・・・

 

 

それ

 

全部、俺のため?

 

 

夏川との噂話、消そうとしてくれてんだろ

 

 

 

「ハァ~~・・ なんなの?アイツ・・・」(ぼそっ)

 

 

 

 

「松永さんっ!!・・・ 武田とつきあってる、ってほんとなんですかっ?」

 

 

ほらほら、部署の奴らが寄ってくるだろ?

こっちはこっちで

オレんとこにー

 

 

 

ーー 松永さんを不快にさせてしまうかもしれませんがー

 

 

 

困ったねぇ~

 

ぜんっぜん不快なんかじゃないんだけど

 

 

 

 

 

ーー 私を信じて合わせてくれませんか?

 

 

 

ふふっ

 

「あぁ、ほんとだよ。」

 

 

 

「マジかぁーーーー!!オレ、武田のこと狙ってたのにぃーーー」

 

 

なんだと?

 

 

 

「無理無理、お前が、松永さんに勝てると思ってんの?」

「だから今、撃沈報告したんだろうがあ」

「今日って松永さんの奢りで食べに行くっての、どうです?」

 

 

 

「勘弁してくれよ~ 出張帰りだぞ?オレは」

 

 

「でも出張って、ずっと武田と一緒だったんですよね?いいじゃないっすかぁ~」

 

「・・・・ おまえ、俺らがどれだけ大変だったと・・・」

 

 

「うわぁーーー!!すみませんっ!!」

「仕事戻りますっ!!」

「ほらほらっ、仕事だ、仕事!!」

 

 

 

 

あ~あ・・・

 

フラれたばっかなのに

 

俺って何なんだろうね