「・・・ どれだけ溜まってたのよ、楓ちゃんも大変ね」

 

 

三崎が俺の髪をくしゃっとかまうと

そう言って隣からすり抜けて立ち上がった

 

 

何時だろう?

もうとっくに朝日は昇ってる

 

 

ベッドから足を降ろした三崎が

落ちてるTシャツをひろって

被る

 

そんな彼女の背中を

オレは黙ってジッと見つめてた

 

 

 

「・・・ 楓とは、こんなシねーよ」

 

 

そう・・

 

楓とは

こんな、シない

 

 

嫌われないように

気を遣って

 

 

ーー こんなのコタローじゃない

 

 

って言われたくなくて・・・

 

 

 

「へぇ~ そうなんだ。だったらちょうどいいじゃない。大好きな楓ちゃんと出来ないこと、いっぱいシよ?」

 

 

俺の吐き出したセリフに

三崎はベッドに座ったまま振り返り

そう言って笑った

 

 

「は?楓と出来ないことって・・」

 

 

だからおまえ、素肌にTシャツはやめろって

 

目のやり場に困るだろーが

 

 

「ここに置いてもらうお礼だって、割り切ればいいでしょ?」

 

「割り切るって・・・。あーもうっ、オレ、何やってんだ!!女友達とこんなんっー」

 

「女友達と書いてセフレと読む、私に限っては。・・・ってことで?」

 

「セッ!?」

 

「そこに気持ちはないんだし。あー、気持ちいぃの気持ちはあるけど、ふふっ」

 

「おまえなぁ~・・」

 

「いい?虎太郎がもし、お金を払ってそういうことシてもらえるお店にいくとするじゃない?」

 

「はっ!?行かねーよっ!」

 

「だからもし、って言ってるじゃない。頭でっかち!いい?お金を払ってシてもらう、それを私はこの部屋に置いてもらう家賃として提供してる、って思ったらどう?いいでしょ?」

 

「・・・・・・・・」

 

 

なんか、よくわかんねーけど・・

それならいいのか?

 

いや、いいわけねーってのは

バカでもわかるわ

 

 

「虎太郎は楓ちゃんが好き。ちゃんとわかってるよ?私」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

だからってそんな・・・

 

 

ってゆうかなぁ~

さっきからもうー

 

 

 

 

 

オレは三崎の手をひっぱると

ベッドの中へと引きずり戻す

 

 

一瞬だけ驚いた顔をして

俺の下で見上げてくるその瞳は

 

充分に魅惑的で

 

 

「下着はちゃんとつけろよ」

 

 

「でもよかったでしょ?おかげですぐー」

 

 

うるさい唇は塞いでやるー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでこんなに飽きないんだ

 

あれだけ抱いたのに・・

 

 

抱いても抱いても

 

欲しくなる

 

 

なんで三崎なんだ?

 

 

こんなのよくないって

 

頭のどっかでわかってるのに

 

 

抗うことなどできないほどに

 

オレはー

 

 

 

 

 

こんなのまるで

 

 

思春期のガキだ