「あ、ここでいいよ」
「へぇ~・・ ここ?」
私は、住んでいるアパートの下で立ち止まると、翔琉に言った
「うん、意外と近かったね?」
翔琉の住んでるところからここまで
あっという間だった
「そうか?おまえ、これ、持ってないからそんなこと言えるんじゃ?・・・ ほい!」
「あ、ありがと。」
翔琉が肩にかけていたバッグをおろすと、渡してくれた
「結局オレが運んだってことだよな。とりあえず10巻にしてよかったわww」
「ほんとありがとー!楽しみすぎるっ」
「まぁ?ドラマと原作は違うから。それは最初に言っておく」
「わぁ~かってるって~。そんなの、実写化あるあるでしょ。その辺も含め、楽しんで読みます!」
「おう!まぁ、これで、家もわかったことだし?香子が酔いつぶれたら連れて帰ってやるわ」
「ほぉ~?じゃあ私も。翔琉が酔いつぶれたら近所のよしみで連れて帰ってあげるわ」
「それはどうも。せびよろしく」
「こちらこそ。あ、ちょっと待ってて!」
私はそう言うと、漫画を抱えて階段を駆け上がり自宅へと
ドアをあけ、重い漫画をまず玄関におろし、ダダッと冷蔵庫へと走り向かう
確かミネラルウォーターのペットボトルがあったはず・・・
冷蔵庫をあけ、一瞬漂う冷気を浴び、気持ちよくなると
お目当ての冷えたペットボトルを1本取り出し
また玄関を出た
急ぐあまり 階段を踏み外しそうになる
何を慌ててるんだか・・・
「はい!」
「おー!さんきゅ」
私がペットボトルを渡すと
翔琉が目を細めた笑顔でそう返してくれた
早速、くるくるっとキャップを回し
水を飲みこんでいく
動く喉仏にちょっと見惚れ・・・てしまったのは内緒
私、男の人の喉仏って妙に色気を感じるんだな、なぜか・・・
「香子・・・」
「ん?」
急に翔琉が神妙な顔をして名前を呼ぶから
意味もなくドキッとしてしまう
ん?なんて返事しちゃったけど
内心はドキドキ
「高校時代のこと・・・ ほんと悪かった。」
・・・ は?
「もぉ~~ 何かと思ったらまだそれ言うの?もういいんだってばー」
「今度お前に好きな奴が出来たら、オレ、応援するから」
「・・・ え?」
「せめてもの罪滅ぼし。・・・ じゃ、これ、さんきゅ!」
「あ!気をつけてー」
爽やかに走り去っていく翔琉の後ろ姿にそう声を飛ばすと
後ろ手にバイバイって手を振られた
罪滅ぼし?
なんじゃ?そりゃ
「・・・ 余計なお世話ですよ~」
呟きながら、アパートの階段を上っていく
「サトミに連絡しなきゃ・・・」
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
これってスマホから見たらどんな感じなんだろう?![]()
ここまで描きたくて
さっきの13話が調子に乗って書いてるうちに長くなっちゃって
切っちゃったから
付け足しのようで
結構好きなようで
っていう場面の14話です
タイトルにもかけてます
あっという間の14話(笑)
昨日は更新できなかったから
これも今日ね!