飲み会、参加するんだろ?とか聞いたくせに・・・

 

別に待ってるわけじゃないけど

 

ーー その時にまたな

 

なんて言うもんだから

少しくらいは?

もしかして、隣とか来るのかな?なんてドキドキしてたけど

 

そんなの要らぬドキドキで

 

気づくと私ばっかり気にしてて

アイツとは全く目が合うこともない

 

いや、そんな見てるわけじゃないけど

 

もういいや

アイツのことなど気にせずに、皆さんとの親睦を深めなければ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、一度も・・ ひとことも言葉を交わすことなく一次会が終わってしまった

 

店を出ると、皆バラバラ

帰る人は挨拶をして帰って行くし

盛り上がってる人たちは二次会行くぞーと騒いでいる人を中心に集まり始めている

 

 

「白石さん、どうする?このあと・・ 行ける?」

 

「あ、いえ、私はこれで」

 

 

派遣だもん

社員さんとは適度な距離を保とうと、飲み会は一次会までで失礼することにしている

私のスタンス

 

 

「そう? じゃあ、気をつけて帰ってね、また来週!」

 

「はい、お疲れ様でした。」

 

 

別に引き留められることもないし

 

すごく楽

 

 

 

ふぅ~

 

 

 

 

「もう一軒、いいだろ?」

 

 

突然、背後から声がしたと思ったら

隣に瀬名が立っていた

 

そして、にょきっと私の前に顔を出し

 

「な?」

 

にこっと笑う

 

 

・・・ ずるい

 

 

「もう一軒、って・・ 二次会は?」

 

 

皆と行ったんじゃないの?

 

 

「あー、いいのいいの。俺、今夜はゆみと話すつもりで参加してるから。こっから」

 

「・・・・・・ へぇ~」

 

 

どうしてそういうこと、さらっと言うかなぁ~?

 

 

「どこか行きたいとこある?」

 

「別に・・」

 

 

行くの前提よね?

まぁ、いいけど

 

 

「じゃあ俺の行きたいとこでいい?最近お気に入りの店!」

 

 

もう行く気満々じゃん

 

 

「どうぞ?」

 

 

って言うしかないじゃんねー

 

 

 

なんて思いながら

並んで歩く久々の友に

心躍る私であった

 

 

むかつく