★ようやく、タイトル、つきました!

 読者様からのコメントからいただきました! ← どんだけ他力本願か、ってことです

 ありがとうございます^^ ← いや、褒めてないし

 チヅルンさん、ありがとう!!

 

 

 

~~ 本編始まります

 

 

 

 

「三木。片思いはどうやってすればいいんでしょうか?」

 

 

彼女が去ったあと、呟くように聞こえ

「どうやって、って・・ 何でしょうか?それはいったいー」

 

なんて狼狽えているうちに

 

「いや、ダメだ。自分で見つけなければー」

 

勝手に自己完結。遮られました、ハイ

 

「三木。」

 

「はい?」

 

今度は何だ?

 

「片思いはしたことありますか?」

 

「・・・・・・」

 

 

絶句した

さっきから飛び出すワード、『片思い』

いったいなんなんだ?

 

 

「・・・ あまり記憶にございません」

 

「三木もですかっ!!」

 

 

突然、嬉々として、チャンミン様が寄ってきて

俺の手をとると

 

「やはりそうですよねっ!!僕がおかしいみたいに言われましたが、三木もそうなんですよねっ!!」

 

なんなんだ?このテンション・・・!?

 

「あの・・ 片思いがどうかしたんですか?チャンミン様・・ 先ほどは、森崎さんとどのようなお話を?」

 

「森崎・・ そうだ、森崎!三木、おまえはどうして彼女の名前をしっているのですか?」

 

!!!

 

ヤバイッ

 

「た、たまたまっ・・ 私の記憶している社員データの中に彼女が入っていただけです」

 

「へぇー、ふぅーん、たまたま・・?ですか」

 

な、なんだ?

この蔑むような視線は・・・

疑っている?

やばいやばいやばい、何を話していたのか気になるところだが

ここは話を変えないとっ

 

「あのっ、チャンミン様?週末はキュリ様とのお約束、覚えていらっしゃいますよね?」

 

 

大変だったんだぞ?

お嬢様のご機嫌をとってー

 

 

「あぁ、そうだった!どうでした?キュリは・・ 大丈夫でしたか?」

 

「はい。土曜の夜なら、とおっしゃってくださったので、お約束させていただきました。」

 

「おぉ、よかった!ありがとう、三木!!」

 

「いえ。お部屋の方もお取りしてあります。」

 

「うん、助かる。」

 

 

おおーー、よしよし。これで今度こそ・・

なに、チャンミン様はちょっとずれているような気もするが

あれでなかなか・・・

キュリ様の、チャンミン様への見方もきっと変わるに違いないでしょう!!

うん、よしっ

これであと気になるのは・・・

森崎さんとの話の内容だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇルナ!なんだったの?さっきの・・・ どうしてミン専務がルナに会いにきて、ふたりで行っちゃうわけ!?」

 

 

ジュリ!!

そうだった!

 

すでにあのとき社食にいた人たちから噂が回ったのか、まわりの視線が痛い

 

なのに私、何の言い訳も思いつかないっ

どうしようっ

 

 

「昼休憩は終わったよ?星野さん、部署違うよね?早く戻らないとまずいんじゃない?」

 

「羽柴くんっ!?」

 

助かった!

同僚の羽柴くんに促され、ジュリが走って行く

ごめんね、あとで必ず、ちゃんと話すからっ

 

私は去っていくジュリの後ろ姿に祈る思いで訴え

自分の席についた

 

 

 

 

 

 

キリのいいところまで作業を終えると

社内メールを確認

 

あれ?

見たこともないアドレスからメールが来てる

 

 

クリック

ポチッ

 

 

ーー チャンミンです。君にどうやって連絡をとろうか考えた結果、思いつきました。どうです?

 

 

ミン専務っ!?

 

どうして?

びっくりすぎるっ

 

カタカタカタ

私は慌てて返信

 

ーー すごいですっ びっくりしました

 

ーー ボクもです

 

 

チャットか?

と思うほどの速さで返信がくる

 

ーー 社内メールにこんな使い方があるとは!便利ですね。あ、断っておきますが、僕に直接通じるこのアドレスは極秘ですので、くれぐれも周りの人に教えないようにしてください

 

ーー わかってます

 

上層部の管理職や、役員への社内メールは、私たち一般職員からは繋がらないようになっている

向こうから送られてこない限りは。

もちろん、アドレスは非公開だ

そんな中、どうして知ってるの?って騒ぎになるに決まってるんだから

言うわけないでしょう?

 

ーー ところで今夜、食事を一緒にどうですか?

 

ドキッ

え?

何これ・・・

 

ーー それってデートのお誘いですか?

 

ーー もちろん!片思いをするためには、もっと君のことを知らないと!

 

 

片思いするために、って・・・

「ぷはっ」

 

「どうかした?森崎さん」

 

 

ハッ

しまった!!

うっかり笑ってしまったから、私・・・

変な人になってる

 

「すみません、なんでもありませんっ」

 

周囲に軽くお辞儀をした

 

 

もう~

ミン専務のせいで叱られちゃったじゃないですかぁ~

 

なんて会話、できるわけもなく

 

けど、思いついちゃうくらい、私のテンションはあがっていて

 

それもこれも、ミン専務とのこの、社内メールのやりとりのせい

 

 

ーー そうですね、どこにしますか?あ、三木さんも一緒ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三木さんも一緒ですか?って・・・

どういうことだ?

一緒の方がいいのか?

 

いや、でも・・・

デートの誘いだって言ったはずだが・・・

 

どっちだ?

 

 

「三木。」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「今日は早く帰っていいです。」

 

「ありがとうございます。では、チャンミン様のお宅までお送りさせていただいてからー」

 

「それも必要ありません。タクシーで帰りますから。」

 

 

ーー まさか!デートのお誘いですよ。三木はいません。

 

タタタン、タンッ エンターキー、タンッ

 

 

ーー じゃあ、お店の前で待ち合わせをしましょう。どこにしますか?

 

 

 

お店?

そうだ

さっきも聞かれた

僕が決めた方がいいのか?

と言ってもそんな店、浮かばない

誘ったのは僕の方なのに、どうしよう

これでは情けなくないか?

 

 

ーー 私の行きたいところでいいですか?

 

 

迷っている間にまた彼女からメールが来た

すごい

神か!?

僕が答えに困ってるとみて救いの手を?

 

 

ーー もちろん!君の行きたいところで

 

タタタンッ、タンッー

 

 

ーー じゃあ、夕方までに考えてメールしておきます

 

 

ホッ

助かる

 

 

ーー よろしく。

 

 

タタタンッー

 

 

 

 

「チャンミン様?」

 

「ん?どうした?三木」

 

「さっきから・・・ そんな、手が躍るほど、パソコンでいったい何の仕事をしていらっしゃるのですか?」

 

ぬっ、と

三木が僕のパソコンの画面をのぞき込もうと前のめりになってきたので

 

パタンッ

「何でもない」

 

僕はノートパソコンを閉じた

 

 

 

デスクの上で、時計が15時35分を告げていた