「あ・・れ? 皇子・・ ひとり?」

 

 

「・・ なんだ?私の部屋に私ひとりで、何がおかしい」

 

 

「いや別に、おかしくはないんだけど・・・」

 

 

 

てっきり、テジュンが一緒にいるんだと思ってたから・・・

 

 

私は、促されるまま、皇子が正面に座る大きなソファの

向かって右側の大きなソファに座った

 

皇子も湯浴み後なのね、大きなガウンを纏っている

懐かしくて・・・

ドキッとした

 

そう、懐かしくて・・ よ?

 

 

 

 

「・・・ 国に、帰っておったのか?」

 

 

 

ドキッ

 

国って・・・

 

 

「・・うん、そう」

 

 

そういうことになるよね?

 

 

「そうか。道理で見つからぬはずだ。それにしても、えらく素早く帰ったものだ。国は離れているのではなかったか?」

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

 

やっぱり捜してくれた・・?

 

 

「なんだ?そんな驚いた顔をして・・」

 

「もしかして・・ 捜してくれたりした?」

 

 

「は?少しな、ほんの一時(いっとき)だ。」

 

「だよね?だって、すぐに本物のユリン姫が現れたはずだもの」

 

「!?・・・・ なぜそれを・・?」

 

「信じてくれるかわからないけど・・・」

 

 

皇子には、きちんと本当のことを話したい

 

 

「ユリン姫を見て驚かなかった?・・・ 私に似てるんでしょ?」

 

「あ・・あぁ、驚いた・・。一瞬、おまえが私を謀っているのではないかと思ったほどだ」

 

「おー!そんなに?・・・ でもひどいなぁ~、どうして私が皇子のこと謀ったりするのよ」

 

「私に怒って消えたのであろう?おまえが消えて慌てふためく私を嘲笑っているのかとー」

 

「・・・ 慌てふためいたの?」

 

 

皇子が・・?

 

 

「ふんっ!・・・・ ////少しだけだ。」

 

「・・・・・・・」

 

照れてる・・?

 

 

ダメだ・・

少しだけだって思っても、嬉しい・・

皇子のこんな可愛い顔を見たら

からかいたくなってしまう

 

 

「またまたぁ~ 少しだけとか言って、本当は寂しくてすっごく探し回ってくれたくせにぃ~~」

 

 

「なんだ、わかってるなら、そんな知らないフリなどするな」

 

 

「え・・・」

 

 

「・・・・ は?」

 

 

「・・すっごく探し回ってくれたの・・?さっき、少しだけって・・ いっときだけだ、って・・」

 

 

「おっ?////・・お、まえっ////?? は?何をっ///」

 

 

なんなの?なんなの?その顔っ・・

え?本当なの?

探し回ってくれたのっ?

私のことっー

 

そんなのっ

嬉しいんだけど、どうしたらいい?

 

 

「皇子、もしかしてー」

「おまえごときが、私に何も言わずにいなくなったりするから、探しただけだ」

 

 

「・・・・・」

 

 

あ、そう。。か

 

「何も・・ 言わずに・・・」

 

 

あっちに戻っちゃったんだ

 

 

 

「そうだ。何も言わずに突然消えたりするから、すっきりしないであろうが!今度から消えるときはー」

 

「そんなの、私にもわかんないんだから、今度だって何も言わずに消えてやるわよっ!!」

 

「・・・ なんだと・・?」

 

「しょうがないでしょ。でもその時はユリン姫が帰ってくるときだから、安心してよね!

皇子にしてみたら、私なんか早く消えて、本物のユリン姫が戻ってきてくれた方がずっといいんでしょうけどっ!

すみませんね、こればっかりは私にもぜんっぜんわかんなくて!今回だってどうして私がまたこっちに来ちゃったんだかー」

 

 

ストンッー

 

「・・え?」

 

 

突然、皇子が席を立って、私の隣に座ってきた

 

「あの・・ 皇子?」

 

怒った??

 

 

 

「また・・ 消えるというのか?」

 

 

近い・・!!

 

大きなソファだけど、隣は近い!!

 

 

思わず後ずさり、皇子とちょっと距離をあけると

 

ずいっー

 

皇子もまた、その分、こっちに近づいてきて

 

スッー

 

私はまた後ろへと

 

ずいっー

 

そしてまた皇子がくるから

 

スッー

 

後ろへ下がるとそこはいつの間にか端っこで・・

 

「えっ、キャッー」

 

ドスンッー

 

 

見事に床へと尻もち

 

うわぁ~・・・ 恥ずかしい・・・

 

 

「答えよ。・・・ また、私の前から消えるというのか?」

 

 

皇子・・・

 

仁王立ちからの、私を跨いでしゃがみこんだ

 

皇子のガウンがはだけて・・

筋肉質な胸元が目の前に・・・

 

 

 

「・・・ 近いよ、皇子・・」

 

 

 

顔が・・・・

 

 

「何をいまさら・・・。」

 

 

唇が・・・

 

 

顔に息がかかるほど寄っていて・・///////

 

 

「・・・・・」

 

 

 

もう・・

 

くっつきそう・・・///////

 

 

 

「・・ 許さぬ。」

 

 

「えっ?」

 

ーー って開いた口を吸い取るようにして唇が触れた

 

 

 

「・・ もう、私の前から消えることなど・・ 二度と許さぬっー」

 

 

「・・ んっーー・・////」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・・