「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
何か話しかけるべき?
いや、別に無言でもいいでしょ
いやいや、だって同じとこ行くんだし?
やっぱここは、何か声をー
「先輩、14日って空いてます?」
「えっ?」
びっくりした、びっくりしたぁー
話しかけなきゃ、って思ってたら
いきなり向こうからキタ!!
・・って、なんだっけ?
「じゅうよっか、って・・え?」
その日ってバレンタインデーだよ?
空いてます?
って忙しいの、キミでしょーが
チン!っと鳴って、エレベーターが止まると扉が開いた
1階で乗ろうと待っていた女の子が
チャンミンくんを見て露骨に嬉しそうな顔をしたのが見える
ふぅ~・・
思わずため息をついて歩き出すと
すぐに隣に並ばれた
気配でわかる
チャンミンくんは、並んでも表情が確認できないほど
背が高い
ちょっと違和感で・・
慣れない
「・・・ モテモテだね」
「あー、うらやましいですか?」
「wwwwww」
「みんな、外国人が珍しいだけですよ」
は?
いやいや、あなた!
そういうレベルじゃないでしょ
「そんなことないと思うけど?」
「あると思うけど?」
プッ
「なに?それー」
「そんなことより、さっきの俺の質問、こたえてもらってないですけど?」
「いやいや、14日ってバレンタインデーだよ?キミ、忙しいでしょ」
彼女とデートとか、あるでしょ?
「空いてるならつきあってほしいとこあるんで、よろしくお願いします」
「・・・ は?」
思わず足をとめてしまうと
彼はそのままスタスタと歩いていくものだから
自然と開いていく距離
ちょっと離れた後ろを歩くと
彼に見惚れる女性たちがそこかしこで発見できる
なんだなんだ?
彼はデートはないのか?
っていうか
空いてるならつきあってほしいとこあるって
なによ、それ
まるで業務連絡のような・・・
え?
あー、そうか
そういうこと!
なんか厄介なことでもあって
手が空いてるなら手伝ってほしいってことか
「・・・ 先輩?」
ようやく、少し先で立ち止まった彼が振り向いた
「なに?ちゃんとついてきてるわよ?同じとこ行くんだからー」
なんて言いつつ、少し早足で彼に追いつく
「つきあってあげてもいいけど、大変なことなら勘弁だからね?」
「お?」
すごい・・
見上げるって、こういうことなのか!
ってところに顔がある!!
しかも・・・
見下ろされてるーーー!!!
「・・ 大丈夫ですよ、先輩なら」
「・・・・/////////」
フイッー
思わず顔を背けてしまった
だって・・・
なにあれ?なにあれ?なにあれーーーっ!!
くしゅっと・・・
くしゅっと笑顔って・・・
一瞬息が止まるかと思った・・!
こいつ・・
なんて必殺技を持ってるんだぁー!!
「・・・ 先輩?」
スッー
下を向いたまま
チャンミンくんの方に
手を出し
「大丈夫だから」
なんとか技をかわすと
「さ、行こう!」
今度は私が先に歩き出した
・
・
・
・
・
「澤田!また来てくれたのか?助かるー!」
「・・ たまたま手が空いてただけよ」
「今度から指名していい?」
「勘弁!」
第1倉庫に行くと、同期の林田が寄ってきた
チャンミンくんのところには、バタバタと数人しかいない女性たちがやってきて
あっという間に連れて行ってしまった
「インフルエンザと風邪で休むやつが多くて、全然進まないんだよ」
「らしいね、林田は大丈夫なの?」
「ん?おう!」
「あ、なんとかは風邪ひかないってやつか」
「おいおい、そりゃないだろ」
「ちょっとそこー!しゃべってないで働いてー」
奥から声が飛んできた
「林田先輩、ほんっと、澤田先輩と仲いいですよね~」
段ボールをかかえた男の子が
横を通るなり、そう声をかけていく
「おうっ、こいつ、ほんとにいいやつでさー。同期の中でも気が合うの。な?」
「・・・どうだか。」
「は?おいっー」
「それより、どこやればいいの?」
はぁ~
どうしてこんな言い方しか出来ないのか
自己嫌悪に陥る・・・
「あ、澤田先輩!こっちお願いします!林田先輩じゃ、届かないんで」
「はぁ?おいっ!野口っ!失礼だなっ、俺でも届くわっ!!」
www
そう・・・
同期の林田は私よりほんの少しだけ背が高い・・らしい
目線はほぼ同じ
つづく・・?
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第1話にあたたかいコメントを寄せてくださった皆様
ありがとうございます!
おかげさまで続きを考えることにしました!
でもタイトル、すっかり忘れてた!
タイトルがつかないうちに終わってしまったりして・・(笑)
思いついたら、タイトルつけます!
よろしくお願いします
ペコリ