「トンバン・・ 王国って・・・?」

 

 

 

どこ?

そんな国ってあった?

私、地理苦手だったからとってなくて全然わかんないけど

 

でもなんか・・・

全く異国の地だということはわかる

 

 

私はドレスの裾を持ち上げ走った

 

いつの間にかあの履きなれないパンプスは私の足にはなく

どこかで脱げたままなのだろう

 

 

「おいっ!こらっ、走り回るなっー」

 

 

 

なんでなんで?

 

走っても走っても

全然知らないところのままで

 

テーマパークって感じではないっ

どこかに出口が、って思って走ってるのにー

 

 

 

「あっー」

 

 

痛いっ、てつま先に感じた瞬間、バランスを崩した

 

また転ぶっー

 

 

 

・・・?

 

転ばなかったかわりに

おなかに食い込みそうなほどの強い衝撃を受けた

 

誰かの腕ー?

 

 

 

「バカかっ!走り回るなと言ったであろうっ!

そんな勢いで転んだりしたら、下はコンクリートだ

その顔がつぶれるぞっ?」

 

 

 

ビクッ

 

 

頭の上からすごい大きな声で怒鳴られた

 

 

さっきの・・・

綺麗な男の人の腕の中・・?

 

 

追いかけてきてくれてたんだ?

 

 

ありがとう

 

でも・・・・

 

 

 

 

「だって・・・ だって・・・・」

 

 

 

 

ここは・・・ どこなの?

 

 

 

「・・・ トンバン王国なんて・・ 知らない・・・」

 

 

さっきまで一緒にいたはずのさやかは?

 

それに電話で話したばかりの・・

 

 

「お母さん・・・」

 

 

 

なんで?

なんで?

 

いったいどういうことなのっ?

 

 

 

 

 

「おまえはいったい・・・ 何者なんだ?」

 

 

「そんなの・・・ 私のセリフよっ・・ あなたこそ誰なのよ」

 

 

 

言いようのないもどかしさを

つい、この人にぶつけてしまう

 

 

「・・・ ほんとにわからぬのか?私の名を・・ 知らぬと?」

 

 

 

いまだ腕の中にいたため

超至近距離で見てみると

 

 

本当に綺麗な顔をしている・・・

 

お肌、ツルツル

 

 

 

「なに? 有名人なの?」

 

 

 

私の問いに、半場呆れ顔でひとつため息をつくと

 

 

 

「・・ トンバン王国の第二皇子、ユノユノだ」

 

 

ドヤ顔でそうおっしゃった

 

 

 

 

「ユノユノ?なに?それ、可愛い!パンダみたい!!」

 

「・・ パンダ?・・・とは?」

 

「え?パンダ、知らないのっ?んーっと・・ 何か書くものある?」

 

「ここにはない。・・・ それよりっ!! おまえの名は?」

 

「あ・・・・」

 

 

 

私の・・ なまえ・・・

 

 

 

「あの・・ 言っても信じてもらえないでしょうけど、私はこの国の人じゃないみたいなの・・」

 

 

 

おそるおそる勇気を出してそう告白してみると

 

 

 

「そんなことはわかっている!」

 

 

 

さも当然、と言わんばかりにまたもドヤ顔で返された

しかも、超至近距離の斜め上から見下ろして

 

 

 

「なぜなら、おまえは我が名を知らなかったのだからな」

 

 

 

 

我が名を、って・・ ユノユノ?

 

 

「あー!皇子って・・え?皇子ってことはこの国の?王子様っ?

うそっ、私、本物の王子様って初めて見たっ!!」

 

 

そういって見上げると

さっきまでドヤ顔で見下ろしてきてたはずの皇子が

なぜかちょっと照れた様子で顔を逸らし

 

 

「とっ、ところでっ/// おまえはいつまで私にしがみついているつもりだ?」

 

 

コホッ、とひとつ咳払い

 

 

 

「えっ?しがみ・・」

 

 

気づいたら私のお腹に回されていた皇子の腕はとっくに外れていて

反対に私がしがみつくようにくっついていた

 

 

バッー

 

慌てて手を放す

 

「ごめんなさいっ!!!」

 

 

「いや・・////」

 

 

 

あれ?

なんか・・・ 横柄な人かと思ってたけど

意外と可愛い?

 

 

 

「ユノユノ皇子!」

 

 

「皇子とつけるときには、ユノ、でいい」

 

 

「じゃあ・・ ユノ・・皇子・・?」

 

 

「なんだ?」

 

 

 

 

 

「皇子ぃ~~~~! ユノ皇子ぃ~~~」

 

 

 

どこかからか、皇子を呼ぶ声が響いてきた

 

 

 

「・・・ ミヌだ。あちらの繁みの後ろにでも隠れておれ」

 

 

 

・・・ 繁み?

 

 

私は、皇子に促された繁みの後ろへと

とことこと駆けこんだ

 

 

 

 

「ユノ皇子!・・ またこちらで何かお考え事でもあったのですか?」

 

 

「いや。ちょっと散歩していただけだ。それより、何かあったのか?」

 

 

 

 

おおーー!

さっきの声の人

さしずめ、皇子の臣下ってとこかしら?

なんだろう?

なんとか隊長とか?

 

 

 

「それが・・。本日、皇子との婚礼のに向けて我が国へと入られたユリン様の一行が

道中、何者かに襲われ、皆殺しにされたとの報告がー」

 

「なにっ!?」

 

 

 

・・えっ?

皆殺しっ!?

って言った?

あのなんとか隊長・・・

 

ゾクッー

 

 

「ですが、ユリン様は行方知れずということで、死体は見つかっておりません」

 

「なんと・・!それで、探してはいるのであろうな!!?」

 

「もちろんでございますっ!すでに配下の者を手配し、行方を追っております」

 

「・・・・・・・・」

 

「がしかし、一行が襲われたのは、国境を越え、すでに我が国の領土内へと入られてからのこと。

もしユリン様がこのまま見つからず、このことがホラン国王の耳に入った折りには・・・」

 

「そんなことはあってはならぬ!必ずユリン殿を見つけるのだ」

 

「はっ!!」

 

「待て。ミヌ」

 

「・・・・ はい?」

 

 

 

皇子は、行きかけた「なんとか隊長」を呼び止めると

何やら考え込んでいる様子でおられたが

 

 

「ほかに何か、・・・不審者を見たという報告などないか?」

 

 

 

ギョッ

 

何を聞いてるの?

不審者って・・・ まさか・・

 

 

「ありませんが・・?何かございましたか?」

 

 

「そうか。もしや宮中の警備が手薄になっているのではないかと思ってな」

 

 

 

どきどきどきどき・・・

 

もしかして、私が・・?

不法に入ってきた怪しいやつだと思ってる?

 

いや・・

思われてもしょうがないんだけど

 

 

 

「このこと、陛下には報告を?」

 

「いえ。まだしておりません。まずは、ユノ皇子にと思いまして」

 

「そうか。それはありがたい。では・・・ おい、出てこい!」

 

 

 

・・・・ん?

 

 

今、出てこいって言われたのって、私のこと?

 

いやでも、違ってたらまずいし・・・

 

 

 

「何をしている? 出てこいと言っている!」

 

 

 

びくっ

 

えっ?やっぱり・・ 私のことっ!?

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

おそるおそる立ち上がると

私はドレスの裾を持ち上げ

静々とふたりの前へと進んでいった

 

 

 

「なっ、何者っ!? ユノ皇子、この者は・・?」

 

「あのっ、私っ、決して怪しいものじゃないんですっ・・」

 

 

いや、全然怪しいんだけどっ

 

うそうそ、皇子

私のこと、かくまってくれるんじゃないのっ?

ちょっといいやつかも、って思ってたのにっーー

 

 

 

「おまえ、ユリンになれ」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・ は?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

 

どうもどうもこんにちは

 

なんちゃってファンタジーです

 

どうして言葉が通じるの?なんていうツッコミは受け付けませんwww

 

そこは許してm(_ _ )m

 

 

 

どうでしょう?

 

この皇子を

あのユノが演じてくださっている

と思って一緒に妄想を楽しんでいただけたら・・・

 

と願っています

 

 

どんな服、来てるのかな?

 

皆様の頭の中ではどうです?

 

 

あ~

うまくお話が書けるといいんですけど

 

 

もし、続きが気になる~

なんて思っていただけましたら

 

早急に続きを書きたいと思います!

 

 

でも、他のが気になるよね?(笑)