「・・ ヒドイッ・・チャンミンっシー!そらと彼女はつきあってないってー」
女性の声がした
私の好きな人の名をー
「・・ チャンミンっし?」
「え?ヘリョナ?」
驚いてふたり、声がしたほうを見ると
すっごい顔をしてこっちにズンズンやってくるチャンミンがー
ベリベリベリッ
マジックテープならそんな音がしたと思う
勢いよく私たちを引きはがし
「・・ チャンミン?」
その名を呼ぶ私の声がかきけされるほどの大音量で
「なぁにをやってるんですかあぁぁーー!!?お?」
・・・ な、なになに?
美しすぎるイケメンって、怒るとこんなに怖いの?
でも素敵(///∇//)
なんてのんきなことを一瞬で考えながら
「・・・ なにって・・」
それでもその勢いにすっかり気圧され、口から出る声はびっくりするくらいかぼそかった
「空也、ヘリョンと話せ。」
チャンミンは、一瞬だけ、空也君のほうを見てそれだけ言うと
すぐにこっちを振り返り
「そして貴女は、ボクと来るんだ。いいですね?」
有無を言わさぬそのセリフと目力に
コクッ、コクンッ
二度肯く
え?え?え?
何これ、何これ、ナニコレ??
「コマウォ~、チャンミンッシー」
さっきチャンミンたちが乗ってきたエレベーターに
入れ替わりのように乗り込むと
ドアが閉まるときに
空也くんに抱き着くヘリョンさんが見えた
ほかに誰も乗っていないエレベーターの中で
いったい何を話していいのかわからず
頭の中を整理して
なぜか、つながれたままの手に戸惑っているうちに
チン!と音がして
エレベーターは1階に着き、ドアが開いた
あ~あ・・
あっという間に好きな人との密室空間が終わってしまったわ
ロビーを歩きながら
私はチャンミンに話しかけた
「空也くんの忘れられない好きな人の話って、知ってた?」
「・・・・・・・・」
「知らないかー。男の人ってそういう話ってしないのかな・・」
「・・・・・・・・」
チャンミンが答えてくれないので
会話は私からの一方通行
でもそんなの
もう慣れてる
「でも、さっきのヘリョンさんの様子だと・・彼女も空也くんのこと好きなのよね?
彼女にそう言われたってこと?
だから、チャンミン、気を利かせて2人にしてあげたのか!」
「・・・・・・・・・・」
「よかったー、じゃあ空也くん、両想いじゃん」
「・・・・・・・・・・」
「ん?でもそうなると、ふたりの婚約はー」
もしかして・・・・
「解消。・・・ することになるんですかね」
やっと声が聞こえた・・・!
私はチャンミンを仰ぎ見る
「・・ あなたのその、・・・ 全部顔に出るの、どうにかしてもらえませんか?」
「え?全部顔に出てるって、何が?」
チャンミンの婚約が解消かもしれない、うわーい!ってこと?
そしたら、もしかして私が付き合えるかもしれない、うわーい、ってこと?
今日はこのままデートだったりして?うわ~い、ってこと?
「・・・・・・・・・・・・」
うっわ・・wwwww
呆れてる
私を見下ろす顔が思いっきり呆れてる
そんな楽観的な逆転ホームラン的な結末はないか
そもそも?
好きだとか言われたわけじゃないんだから
婚約が解消になったってー
「・・・ このあとですが、どうします?」
「・・え?」
このあと・・・?
どうするか、って・・・?
「三択です。いち、このままここで部屋をとる。に、・・」
「いちっ!!いちに決まってるっ!いちでお願いしますっ!!!」
私が食い入り気味にそう返事をすると
笑いをかみ殺したように、くすっと笑って
「じゃあ・・ とりあえず、部屋をとってから・・
出かけましょうか?」
ぶんぶんぶんっ
大きくうなずいてからひどく後悔をした
こんなことになるのなら
もっとちゃんとした格好でくればよかった・・・・
ちゃんちゃん♪
おしまい・・・?
・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚
さらっと短編を
と思っていたので
考えていた結末はここなのですが
これまたタイトルどおりの
想定外で
もう少し続けてみようかな?
という気持ちもあったりなかったり・・・
どうですかね?
その時は、タイトル、かえてみようかな?
う~ん・・
紛らわしいからこのままいくか?
それともここでおしまいにしておくか
よかったら、忌憚なきご意見を、よろしくお願いいたします