連絡先・・・? 私の・・?

 

今、空耳・・じゃなかったよね?

チャンミンが私の連絡先を教えてほしい、って

 

しかもしかもっ

 

美貴、って・・・(〃▽〃)ポッ

 

 

「わかった!!じゃあ、私がチャンミンにかけたらいいんだよねっ?」

 

 

携帯のアドレス帳をスクロールさせていき

私はポチる

 

 

♪♪♪~~~

 

 

ほどなくして、チャンミンの携帯が鳴った

 

それを確認し、私は電話を切る

 

「はい!それ、私の番号っ」

 

 

にっこり笑ってそういってチャンミンを見上げると

チャンミンの表情が・・・ 微妙?

 

 

「・・・ どうして?・・僕の番号・・」

 

 

「あっ・・」

 

 

 

しまった!!!

 

聞いてもないのにかけてしまったっ

 

「ごめんなさいっ、あのっ・・実は、営業に友達がいる人に頼んで教えてもらってて・・

番号だけは宝物のように保存してて・・・」

 

 

「・・・・・・・」

 

 

 

ああああああ

どうしよう

引いてる・・

チャンミンの顔が・・・

 

 

 

「もちろんっ、かけたことはないのよっ?だから通じるかどうかもわかんなかったくらいで・・

でも、この番号をポチったらチャンミンにつながるって思ったらそれだけでうれしくなっちゃって

たまに番号見て幸せな気持ちに浸ったりしてー」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

ああああああ

何を言っても逆効果!

 

潮が引くように、チャンミンが引いていってるぅーーーー

 

 

「・・・ 引いたよね?・・・・・ ごめんなさい・・」

 

 

「・・まぁ。知らない番号から電話がかかってくることはありましたが・・」

 

「ええええっ?そうなんだっ?やっぱり・・ かけた人もいるんだ?そうか・・そうよね

いるわよね?女でしょっ?そういう時はどうするのっ?優しく相手なんかー」

 

「無視ですね」

 

「・・・あ、そう・・ だよね」

 

 

 

ズーン・・・

 

なんか・・・

勘違いだったかもしれないけど

さっきまですごくいい雰囲気っていうか

近くに感じてたんだけど

 

一気に遠くになってしまった感じ

 

ううん、もともとこの距離だったのよね

 

はぁ~・・

 

一度開きかけた門が、目の前でまた閉まっていく・・・的な

 

 

 

隣でチャンミンがスマホをいじって耳元にもっていくのが視界の端っこでとらえられた

 

誰かに電話かな・・?

 

 

と思った矢先、私の手の中でスマホが音を鳴らし、振動を始めた

 

「えっ?」

 

 

着信画面を見て驚き、思わず隣を見上げるも

チャンミン、肘をあげて身体を向こうへとねじるもんだから

顔が見えない

 

 

「もっ・・ もしもしっ?」

 

 

とにかく電話には出なきゃ。

 

 

「・・・ ボク、ですけど」

 

 

「う、うん・・」

 

 

声が・・・

 

耳元からと、隣からと

二重になって聞こえる

 

それがなんだかくすぐったい

 

 

「・・ この後なんですが・・ 次の3つの中から選んで」

 

 

 

こっ、このあとっ?

 

私はまたもや、身体ごとあっちを向かれているチャンミンを見上げた

 

 

このあとがあるのっ?

もう、ここでさよなら、じゃなくて?

 

 

「う、うん・・・」

 

 

 

3つってなんだろう?

 

どきどきどきどき・・・

 

 

 

 

「いち。・・・ ホテル」

 

 

 

 

ドッキューーーンッ

 

 

ほ、ホテルって言った?

チャンミン・・・

 

え?それって・・それって・・

 

 

「に。・・・ 美貴の部屋」

 

 

「えっ?ちょっ、そんなっー」

 

 

 

私の部屋ぁ~~?

待って待って、全然掃除してないっ

 

「それはムー」

 

「さん、・・・・ ボクの部屋」

 

「・・・・・」

 

 

 

ボクの・・・部屋・・?って?

 

 

 

「さんっ!!そんなのっ、断っ然、さんっ、で!!」

 

 

あまりにも大音量で言ったせいで

チャンミンが電話を耳から遠ざけた

 

 

そして

 

 

「・・・ ちぇっ、俺もそっち・・ 行きたかったのに・・」

 

 

なんて小さなボヤキが聞こえたもんだから

私っ!

 

 

「じゃあ、次はそういうことで!!」

 

 

チャンミンの手をとってそう言った

 

 

よしっ

 

これで次の約束もゲットだぜっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おなかが減るから、ついでなんて、色々買って帰ろう

と言ったチャンミンが

カップ麺やお菓子、ビールに飲み物をポンポン、かごの中へと入れていきながら

レジへと向かう直前に、スッと何気なくその中に落としたソレを

私は見逃さなかった・・・

 

 

ソレって・・・

 

 

それって、そういうことだよね?

 

 

そういうことでいいんだよね?

一度だけでいい、とか言ったけど、そうじゃなくていいってことで

いいんだよねっ?

 

 

キャーーーッ

 

 

もはやなんの確認なんだ?と言わんばかりに頭の中はまっピンク!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カシャカシャとコンビニ袋を提げたチャンミンの隣を歩きながら

はしゃぐ気持ちを抑えることができないでいる私

 

スキップ・・とまではいかないけど、若干ジャンプしてる

 

のは間違いない

 

 

 

 

「ねぇチャンミンっ もしかして、彼シャツとか・・やってもいい?」

 

 

 

私の妄想はとどまるところを知らなかった

 

 

 

 

「ダメです」

 

 

 

ズーーンッ・・

 

「・・・ ですよね。ごめんなさい、調子にのりました・・」

 

 

ピタッ

 

突然チャンミンが立ち止まった

 

 

「どうしたの?」

 

 

チャンミンの顔を覗き込むように見上げ

その視線の先を確認する

 

もう少し前に、あれがマンションです、って言われたそこが近づいていて

その下に広がる駐車場に足を踏み入れたばかりだった

 

 

「・・・車が。・・・ 父さんたちが来ている」

 

「え?」

 

 

お父さんたちが・・?来ているって言った?チャンミンのところに?

 

 

「どうしたんだろう?・・・ 何も聞いてなかったけど・・」

 

 

 

あー、これはダメだ

さっきまでの浮かれた自分が不憫になるやつだ

 

「そっか・・うん、じゃあ私はこれで」

 

「あ、うん。ごめん」

 

 

とめて欲しいなんて願う間もないくらいあっさりと

帰ることを許可されてしまった

 

 

「ううん。・・久しぶりなんでしょう?」

 

「気をつけて」

 

 

聞こえなかったかな?

私、質問したんだけど・・・

 

彼は、片眉を下げ、なんとも微妙な顔をしてそれだけ言うと

振り返ることなく行ってしまった

 

 

 

 

やだな・・

 

なんかもう、嫌な予感しかしない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・・

 

 

 

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お久しぶりです、皆様、お元気でしたか?

 

妄想をやめてるわけじゃないからねー