「いいよ、電話して誰かに迎えに来てもらうなんて・・
こんなの通り雨だから、もう少し待ってたらすぐに止むに決まってる
だってほら、ここの上だけすっごい黒い雲で・・・
あ、あっちの方、もう明るくなってきてない?ほらほら!!」
誰かに迎えにきてもらうなんて
そんなの嫌だ
だってそんなことしたらせっかくのこの時間が
終わってしまうじゃない
でもきっと・・・
チャンミンは嫌なんだろうな
こんな、自分が振った相手に付き合わされて
おまけに通り雨でずぶ濡れになっちゃって・・・
私は、空を指さしていた手をおろすと
ゆっくりチャンミンの方を見上げる
「・・・・っ !!!!」(オーマイガーーッ)
チャンミンは、空の方を見上げていたんだけど
私は・・・・
私は・・・ 見つけてしまった
濡れたTシャツが素肌にはりついて・・・・
バッー
「やっぱりこれっ!!私は大丈夫だからっ、チャンミンが着てっ!!」
借りたブルゾンをチャンミンの胸にぶつけるように前から渡した
「はぁ~っ? なんでっー」
「だってチャンミンの方がっ///// ・・・目のやり場に困る」
私は両手を伸ばしたまま、俯いた
大きく息を吐く音が聞こえた
溜息だ・・
呆れた・・?
なんてスケベな女だ、って思った?
ブルゾンが取り上げられた
伸ばしていた手が脱力・・・
「・・・ だったら見なきゃいいでしょうが。
確かここに・・・あ、あった」
え?なに?なに?
スッと、今度はサングラスをかけられた
チャンミンが来たときにかけてたやつ・・・
ファサッー
そして結局また・・・ ブルゾンを羽織らされる
「えっ?でもっ、だってだって・・私が見なくても他の人にっー」
あ・・・・
チャンミン・・・
前で腕組んだ・・・・
「そ・・ その手がありましたか!」
思いつかなかった・・・
プッー
あ、今、笑った?
チャンミン、組んだ手を片方、口元に持っていくと
グーで口を塞ぐようにして
「ウケる」
一言そういうと、背を丸めて笑った
やだ・・
どうしよう・・
笑われてるのに、嬉しいって
この時間がずっと続いたらいいのに・・・・
♪♪♪~~~
「・・・・・・」「・・・・・・」
♪♪♪~~~
携帯の着信音が響く
え・・
やだ・・
「もしもし?あ、ママ?そうなのっ!急に雨が降ってきちゃって・・・
今どこ?迎えに来てくれる?」
すぐ後ろで電話に出る声が聞こえた
・・・ チャンミンのじゃなかった・・
ホッと肩を撫で下ろす (←この表現、あえて、あえて、です!)
今・・・
僕の携帯が鳴ったのかと思った
驚いて
携帯の入ってる後ろポケットへと
なかなか手がのびなくて
すぐ後ろから声が聞こえたときにはー
「・・ ミン? ねぇっ、見て!雨、上がったわよ?」
ビクッー
「うわぁ~、うそでしょ、もう陽が当たってきた・・!
これ、きっとすぐ渇いちゃうよね?」
「・・ あぁ・・ ちょっと・・ 空也に電話してみます・・」
「え?」
すでにポケットの携帯に手をかけていた
あとは取り出してー
が、その手を彼女に抑えられた
「いいじゃない、こっちからかけなくても!」
「はい?」
「だって、もう何度もチャンミン、かけてるでしょ?
着歴だって残ってるんだから
終わったらかけてきてくれるはずでしょ?」
やっぱり何度もかけてるの、わかってるんだな
「でもー」
「私だってわかってるわよっ、チャンミンに迷惑かけて・・・
嫌がられてるのだって・・
もう早く帰りたいのだってちゃんとわかってる!!
だけどっー」
♪♪♪~~~
ビクッ
今度こそ僕の携帯だ
かけている手が震えてる
彼女の手が離れると
僕はポッケから携帯を取り出し
画面を確認する
「・・・ 空也だ」
つづく・・・
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
きゃーーっ
このあと、どうしてくれようかっ
今日は調子に乗って、ふたつも更新しちゃったね(笑)