午後になると、携帯がピコン、ピコンとうるさく鳴った

 

 

そっと携帯を取り出して、LINEを確認する

 

 

 

ーー 空いてる部屋があった!!

 

 

ーー 事情を話したら、家賃は来月分からでいいって!

 

 

ーー 早速手続きをして、引っ越しちゃうことにした

 

 

ーー すごいっ、私ってツイテル!!!

 

 

 

くすっ

 

アパートがあんなことになって

何が、ツイテルんだ?

 

思わず漏れた笑みに

 

 

「・・・ もしかして佐伯さんから?」

 

 

向いの席から、質問が飛んできた

若干のニヤケ顔と共に・・・

 

 

「は?」

 

 

「いやほら・・ 今朝、仲良さそうにしてたからさ?」

 

 

ほらね

こういう下世話なことを言ってくる人が出るんですよ

 

 

「違います。」

 

 

「・・・ そうかぁ~?」

 

 

 

 

ブーブーブー・・・

 

 

ムカついていると、携帯が振動し、電話の着信を告げた

 

 

「・・はい」

 

 

さっきまで、LINEをくれていたアイツからだとわかると

電話に出る

 

 

『あ、チャンミン?さっきLINEしたんだけど、今から引っ越ししちゃおうと思ってー』

 

 

「はっ?」

 

 

『もうこのまま休んじゃって、その勢いで・・今なら大家さんが軽トラで手伝ってくれるっていうし。だから、チャンミンの部屋の鍵なんだけどー』

 

 

そこまで聞いて、オレは向かいの席からの好奇に包まれた視線が続いていることに気付く

 

 

 

「・・・ わかった、いいよ。」

 

 

 

チラッと視線を向かいの席に送る

 

 

 

『え?まだ言ってないんだけど・・いいの?ありがとう!!今月お給料出たら絶対お礼するからっ!!じゃあ、今夜またー』

 

「ああ、成瀬。鍵は今夜返してくれたらいいから。じゃ!」

 

 

 

オレは電話を切ると、デスクの傍らに置いた

 

 

 

 

「・・・ 今の・・ 成瀬って、・・・・ おまえの同期の・・? つきあってんのか?」

 

 

 

さっきから人の電話を気にして、手が全く動いてない向かいの席の先輩に

オレは、曖昧な笑みを投げかけると

 

 

「先輩、急がないとそれ、納期明日ですよ?」

 

 

仕事を促して席を立った

 

 

 

勝手に誤解してろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は本当にツイてたっ

 

 

アパートに様子を見に来ていた大家さんが

軽トラで引っ越しを手伝ってくださったし

 

残念ながら、アパートは取り壊すことになるらしく

そのあと入る保険金で建て直すかどうかは

未定だそうな

 

早々に引っ越し先を決めてくれて助かった

と言われた

 

家具はだいぶん、ダメになっちゃったから

ぼちぼち集めていくしかないけど

 

不幸中の幸いと言ってもいいと思う

 

あんなに安くていい引っ越し先が見つかったんだもん

 

おまけに引っ越し業者に頼むお金もかからなかったのだから

本当にラッキーだ!

 

 

電気はすぐきたんだけど

水道は明日になるってことだから

今夜もチャンミンの部屋に泊めてもらうことにして

 

それにしても、あんなにあっさりいいよ、って言ってくれるとは思わなかったな~

チャンミンって、ほんっといいやつ・・・

 

 

大家さんからもらった引っ越しそばを、チャンミンにもおすそ分けしてあげよう

 

晩ご飯も浮いた

 

 

 

 

「うれしそうだな、何かいいことでもあったのか?」

 

 

 

ダ○ソーで、必要なものを買い足して戻る帰り道

 

どこからともなく聞こえてきた声に

 

え?私に?

 

と、あたりをきょろきょろ見回すと

 

 

 

「ここだ!」

 

 

ぐいっー

 

 

下から手をひっぱられ、驚いた

 

 

 

「あれっ?キミ・・ このへんに住んでるの?」

 

 

 

私はしゃがみこんで、彼の目線に合わせる

 

 

先日、公園で会った男の子だった

 

 

「この間は、いつの間にか居なくなってて、びっくりしたんだよ?

お母さんにはすぐに会えたの?」

 

 

「先に質問をしたのはオレだぞ?」

 

 

そう言って、ムスッと膨れる顔が、超可愛い!!

 

 

「あ、ごめんごめん、うん、いいことあったんだ♪

そのまえにあった悪いことを吹き飛ばすくらいのね」

 

 

「そうか、それはよかったな。

それはそうと、今日も何か食べるものないか?」

 

 

「え?食べるもの・・・・」

 

 

 

私の脳裏に浮かんだのは

大家さんからもらって、今夜チャンミンと食べようと思っていた引っ越しそばだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく・・・

 

 

 

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皆様、ごきげんようでございます

 

ほんとは、ユノさんのお話をリンクさせちゃおうっかなぁ?

 

なんて考えてたんですけど

 

そうするとほら、私ってユノペンじゃないですか(笑)

 

そっちにどっぷりのめりこんでしまいそうなので

 

このままチャミペンを貫くため

 

しばし、ユノさんのお話のスタートは待つことにしました、はい

 

 

それとそれと、ちょっと聞いていいです?

 

私からのコメ返って、読んでくださっています?

 

実は、私、コメ返で質問しちゃってるんですけど

 

結構マジで聞いてたんですが

 

お答えって返ってこないな~と思いまして・・・

 

いや、きちんと返してくださる方もいらっしゃって

 

それはとってもとってもありがたく、嬉しいのです!

 

でもきっと、コメ返にコメ返なんて、皆さまお考えじゃないのですよね

 

なるべく質問はしないようにしますね(笑)

 

こんな変な私の相手をしてくださって、ありがとうございます^^

 

今後とも、よろしくお願いします