「・・・・・・・・・・」

 

 

目の前で、ズルズルと床におちていく身体を

抱きとめようと伸ばしたオレの手は

 

バッと弾かれた

 

 

「・・・ チャンミナ・・」

 

 

オレの呼びかけにも

まったく応えようとしないで

その背中がオレを拒絶している

 

 

やってしまった・・・

 

恐れていた事態が起きてしまった

 

自分でも驚いていた

まさかあんなにも抑えがきかなくなっていたなんて・・・

 

 

「チャンミナ、ごめっ・・」

「・・・ って言ったのに・・」

 

 

「えっ?」

 

 

チャンミンの声が聞こえなかった

何か言ってくれたのに

 

 

「ごめんっ、チャンミナ、何て言ったの?聞こえなかった・・」

 

 

「さっきはどうしてこんなふうに聞き返してくれなかったんですかっ!!!

僕はずっと、やだっ、て言ってたのにー」

 

 

 

ああっぁぁぁ・・

チャンミン・・・

 

 

やっと顔を上げてくれたと思ったら・・・

 

 

「あとで殴ってもいいから?ヒョンのことを僕が殴ると?お?」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

「殴れないってわかってて・・・・」

 

 

「だからごめん、って・・・」

 

「ごめんで済んだら、警察なんて要りませんよ!

・・って、知らないんですかっ!」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・ なんです?」

 

「ハハハッ・・・」

 

「何が可笑しいんですかっ!!」

 

 

 

何がおかしいか、って?

 

おかしいんじゃなくって

嬉しいんだよ

 

だって・・・

 

 

 

「オレとはもう、怒って口も聞いてくれないと思ってたのに・・・」

 

 

「怒ってますよ。まさか、怒ってないとでも思ってるんですかっ?」

 

 

 

 

あああぁぁぁぁぁーー

ちゃんみん・・・

 

怒ってるって?

 

その顔で?

 

そんなの、全然怖くないよ

 

寧ろ可愛すぎて愛しくて・・・ マタタッチャウヨ

 

 

 

「まぁもういいです。なんでもいいって言ったのは僕ですから・・。

まさかヒョンが、そんなに溜まってたなんて・・・。

ちょっとびっくりしましたけど・・・。」

 

 

 

 

・・・・・え?

 

 

そんなに溜まってたって

 

オレが溜まってるのは、お前に対してだけだけど

 

もしかしてチャンミン・・・

 

誤解してる?

 

 

 

 

「じゃあもういいですよね、僕は帰りますから・・」

 

 

 

「え?帰るって・・」

 

 

 

じろっと睨まれた

 

まだ何か?と言いたそうな目だ

 

 

 

「だってまだ洗濯物・・・」

 

 

「ヒョンが乾かしておいてください。今日はこの服、借りていきますから」

 

 

 

それくらいいいだろ?と言っている・・・

 

目が・・

 

 

 

「あ、あぁ・・」

 

 

「じゃあ」

 

 

 

パタパタと、床を歩く音が遠ざかっていき

 

オレの部屋のドアが開いて

 

閉じた

 

 

 

 

オレは・・・

 

 

受け入れられたのか?

 

 

 

いや

 

それはない

 

 

ただ・・・

 

 

許してはくれた・・・

 

 

・・・ のか?