「ん・・・」
意識が戻り、それが朝の目覚めだと気づいた彼は
気持ち悪さと激しい頭痛を感じる
薄目をあけた視界に入るのは
自分の部屋の天井ではないが
よく見知った壁
そして・・・
「えっ?」
隣に眠る部屋の主の姿を確認すると
ガバッと身を起こした
「えっ・・・・」
途端、自分の上半身が裸であることに驚く
「どうして・・・?」
「・・・・ なんだ? 起きたのか・・?」
いつのまにか、隣で眠る男が目を覚ましている
いつにもまして、その清々しそうな顔でこっちを見ると
優しく微笑んだ
「あの・・ ヒョン!僕・・昨日・・」
飲みすぎたことは憶えている
久しぶりに集まった仲間たちと、その再会が嬉しくて
はしゃぎすぎた
その結果、
途中から記憶がない
「すみません、これって・・・?」
自分の状態をヒョンに確認する
どうして僕は服を着てないんですか?
「あ~それは・・ おまえが酔ってうちに着いた途端・・・」
「ああああぁぁぁぁーー、いいです!もう言わないで!!!」
リバース・・ しちゃったんだなっ?
「すみませんっ、ヒョン!!僕っ、汚してしまったっー」
「いいよ、ダイジョブだから。」
「大丈夫じゃないでしょっ!あのっ、僕の服はっ!?」
「洗濯機」
「ええっ?それ、回してますっ!?」
「・・・・・・」
「・・・いいです、僕がします、僕が! ヒョンはそこでまだ、寝ていてください」
僕はパンツ一丁で起き上がると
ベッドから足をおろした
「シャツ、適当に借ります・・・」
浴室にある洗濯機に行って確認をすると
何枚かのタオルと、僕のシャツが濡れたまま入っている
汚物は既に洗い流されているようだ
僕は洗剤を入れると
洗濯機のスイッチを押した
ああ~~・・・
また迷惑をかけてしまった・・・
昨日はヒョンを・・
飲ませてあげるつもりだったのに・・・
・・・ ダメだなぁ~
自分が酔って潰れて
挙げ句、ヒョンに連れて帰ってもらって?
リバースしちゃうって
「なぁにが、だいじょぶ、なんだよっ・・」
ヒョンはいつもそうだ
そうやって僕を甘やかす
たまには僕が甘えさせてあげたいのに

