「ユノ、彼女できたんだって?合コン誘ったら断られてさ~ そのあと、えんえんとノロケてくるんだぜ?」
帰り際、そう先輩から声をかけられたのは、あれから一ヶ月が経とうとする頃だった
・・・ 合コン?
「チャンミンは、会ったことあるんだろ?どんな人?」
ドキッ
「あ・・ いや・・」
会ったことあるっていうか・・・・
どんな人って・・・
それって多分・・・
「何だよ、アイツ、チャンミンにも会わせてないのか?
なんかすっげー可愛いんだって?
オレが会わせてって頼んだら、やだって言われたww
そんなさー、オレなんかライバルになると思ってんのかねー」
・・・ ないです、けど
「まぁでも?おまえに会わせたくないってのはわかる
オレだって、彼女できたら、ユノとおまえには会わせたくないもんな~
絶対!!」
「ははっ・・」
どうしたものか・・
帰ろうとする僕の前に思いっきり立ちはだかってる先輩
その話、長くなります?
「しっかし、ユノだよ? あの独占欲はどうかと思うね。
出来ることなら、閉じ込めて誰にも会わせたくない、とか言うんだぜ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・ チャンミン?」
「えっ?あ、あぁ・・/// そうですね、それはちょっと・・ いきすぎですかね」
「だろ~?どんだけ可愛いんだよっ!!
はっきり言って、あんなデレてるユノ、今までみたことないからな
オレの中での彼女への期待値は相当上がってるぞ」
・・・ あんまり期待しないほうが・・・
「・・ かのじょ・・」
僕って・・・ かのじょ?
「あ、そういえば、歩きながら突然叫んだんだぜ?
ああーーっ 早く帰って抱きしめてぇよーー!って・・」
ボッ(灬ºωº灬)
ナッ//// あの人、何やってるんですかっ!?
「あれ?でも・・ そういえば、早く帰って、っておかしいよな?
家に帰っても、おまえがいるんだろ?」
ドキッ
「・・・・ もしかして・・・」
うわっ
やばいっ・・
もうっ、ユノが変なこと言うからっー
「あ、あのっ・・・」
「ユノ、彼女の家に帰ってんのか?」
「・・・・・・・・・」
あー、そうきますか・・・
そうですよね、それが普通です、はい
「なんだよ、じゃあ、お前、帰ってもひとりか?寂しいじゃん
よしよし、だったらオレが一緒にご飯食べてやるよ」
ぐいっー
「えっ?いやっ・・あのっ・・・・」
いきなり肩をくまれ、先輩の顔が思いっきり近いんですけどー
「なんだよ、遠慮するなって!どこ行く?オレの行きつけの店でいいか?」
「はっ?・・って先輩、今もう帰るとこだったんですか?」
どうしよ?
このままだと、先輩のペースで・・・
「あ、やべ・・ そうだった・・オレまだ仕事残ってた・・・」
するりと先輩の腕から抜けると
「お仕事頑張ってくださいね」
残念そうな顔をしている先輩にニコッと微笑んだ
「・・・ チャンミン・・」
「はい?」
「おまえって・・・ ほんっと可愛いなっ!!!」
「はぁっ!?」
「明日は絶対、ご飯、行こうなっ!じゃあオレっ、頑張ってくるっ!!」
ひらひらひら~~
ゆっくり手を振り先輩を見送った
・
・
・
・
・
もうすぐユノの・・ いや、僕たちの住むアパートだ、というところで
必ず目がとまってしまう場所ができた
いつも花束が置かれているのは知っていた
通り過ぎるときに僕は、立ち止まって手を合わせる
でも、今日はそこに・・・・
しゃがみ込んで手を合わせている女性がいた
僕の気配を感じたのか
顔をあげた彼女の目が、立ち尽くしている僕をとらえた
彼女は
僕の顔をじっと見つめ
まるで何かを思い出したかのように
ハッと大きく見開いた
「あ・・・ あの・・・」
たまらなくなって声をかけてしまったのは、僕の方だった
すると彼女が
「・・・・ あなたのこと、憶えてます・・・」
そう言って唇をかみしめた
彼女の言葉は意外であるようで
至極納得いくものであるようで
「・・・ はい」
僕はうなずく
「・・・あの日・・ あのとき・・・ 救急車に駆け寄ってきたあなたが
運ばれていく彼を見て
自分の大切な人ではなかったと認識したときの
ホッとした顔・・・」
ビクンッ
「私・・・ 忘れられないんです・・・」
ドクンッー
「・・・・・」
彼女の瞳に・・・
声が・・・
出ない・・・・
「・・・ よかったですね、あなたの大切な人は今でも生きて
あなたを愛してくれているのでしょう?」
「・・・・ あ・・・・」
身体が震える
「・・・ ぼく・・は・・・」
どうしよう・・・
なんて声をかけたらいい・・?
ユノは生きていて・・・
あのときの彼は・・・
あぁ・・・
僕は・・・・
きっと彼女にひどい顔をみせてしまったんだ・・・・
「・・ ごめっ・・なさ・・い・・」
やっと声が出た
けれど・・
彼女は何も言わずに
去って行った
つづく。。。
☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜
使ってみたけど、なんだろう?これ・・ ↑
あれ?
何だか雲行きがおかしくなってしまった・・?
このお話ばっか書いてていいのだろうか?
実は、あれ、待ってるんです!
っていうのがあったら教えてくださいませ
ではまた!