ーー 今すぐ帰る。待ってろ。
ユノからの返事
何度も何度も読み返しては
ドキドキが止まらない
僕は・・・
今夜・・・
どうなるの・・?
僕は、どうしたい・・?
ユノの気持ちを教えてほしいって・・・
今夜、待ってるって・・・
そうメールを送ったのは、僕
そしたら、 今すぐ帰るって・・
待ってろ、って・・
そう返事をくれたのは、ユノ
僕たち、今夜・・
どうなるの・・?
何をしていても落ち着かない
ソファに座ったり
テレビをつけても何も入ってこなくって
結局リビングをうろうろしてる
まだ・・・
かな・・?
窓際にいき、カーテンをちょこっとあけて外をのぞいてみる
「・・・ 何をやってるんだろう///」
恥ずかしくなって、シャーッ とレースのカーテンを引いた
そのとき
突然聞こえてきたサイレンの音
・・・ 消防車?
いや・・ 救急車・・?
まるでマンションの近くに向かって走ってくるように見えた僕は
部屋の鍵をもつと、急いで飛び出していた
待って!
待って・・!
違うよねっ?
走りながら足がもつれそうだった
「・・・ まだ若いのに可哀想・・・」
「飛び出した子供を助けようとしたんだって・・・」
「そういう感心な若い子って、神様が連れてっちゃうのかなぁ?」
人混みに近寄ると
無責任な野次馬の声がきこえてきて
僕の脳に木霊する
・・・ 若い?
飛び出した子供を助けようとした・・?
神様が連れてくってー
まさかっ・・・
まさかっーー
嫌な予感しかしない・・・
救急車の赤いランプが光っているのが見える
「すみませんっー ちょっとっ! 通してくださいっー」
人垣をかきわけたいのにっー
神様っ!!
どうか、違っていてー
あんなメール、送るんじゃなかったっー
「すみませんっ!! お願いですっ!!どうかっ、通してっー!!
知り合いなんですっ!!!」
頼むよっー
もう、推し潰れそうになっていたそのとき・・・
ぐいっー
突然腕がもちあげられ
「すみませんっ!!知り合いなんですっ!!通してくださいっ!!!」
横から大きな声が響き、嘘のように僕たちの前に道がひろがっていった
「・・・・」
「大丈夫か?チャンミン・・ 事故に遭った人、知り合いなのか?」
そう聞かれたときには、既に救急車の前まできていて
事故に遭った人がストレッチャーに乗せられ運ばれていく横で
泣きすがる女性の姿が目に入った
必死で名前を呼んでいる
「・・チャンミン?いいのか?行かなくて・・」
「・・・ 違いました・・」
僕は、隣で僕の腕を持ってくれている彼の腕を手に取り
そのまま、頬ずりをする
「・・・ っ!?」
「・・ よかった・・・ あなたが無事で・・・・」
頬を伝った涙がユノの手に・・
「もしかして・・・ オレ・・だと?」
頭の上から聞こえてくる声・・・
あ~・・よかった・・・
またこの声が聞けて・・・
この暖かい手をとることができて・・・
ふわっとあたたかくなって
自分が抱きしめられていることを感じる
「・・ 心配かけてごめん。・・・ごめんな?チャンミン・・」
僕は、ユノの腕の中で
何度も何度も首を横に振った
・
・
・
・
・
あ~・・ 思い出すのも恥ずかしい・・・
公衆の面前であんな・・・・
かんっぜんに、気が動転していました・・・・
どうかしてたんです・・・
しかも、ヒョンは無事だったとはいえ事故現場で不謹慎なー
「チャンミ~ン・・・ ほひふぃはぁ~?(おちついたぁ?)」
帰るなりシャワーを浴びて歯磨きしているユノ
ほんと
ザ・日常だ・・・
僕の気持ちなんて・・・
そう
僕の気持ちなんて、もうバレバレなんだろうな・・・
いつからこんなことになっちゃったんだろう・・?
さっき・・・
この人を失うかもしれないと思った途端
身体中の血液が逆流しているような・・って、そんなの知らないけど
とにかく、身体中が苦しくなったんだ
あんな想いはもう、・・・ 無理
「ねぇ、ユノ・・・・」
あなたが好きだ・・・
早く僕を・・・
「・・・・・ まだ?」
つづく・・・
(今日も素敵んぐな画像、お借りしました。ありがとうございます)



