ーー 今夜も遅いんですか?
僕がメールを送る
既読がついた、と思ったらすぐに
♪♪~~~
電話が鳴る
「・・・ はい」
「オレ。」
わかってますよ、そんなこと
「体調はどうだ?病み上がりなんだから、あんまり無理するなよ?」
「・・・ はい」
僕が聞きたいのは、そんなセリフじゃあない
「悪いな、今夜も仕事、長引きそうなんだ。先にご飯と風呂ー」
「わかりました。あなたこそ、無理されないように」
「えっ?チャンッー」
プチッ
切ってやった
病み上がり?
もう、風邪なんか、すっかり治ってますよ!!!
あれから何日経ってると思ってるんですかっ?
3日ですよ?3日!!!
その間、ずっとこのやりとりが続いている
「・・・ 早く治せって言ったのはダレだよ・・・」
「チャンミン? どうかしたのか?」
ビクッ
急に背後から声をかけられ
スマホをポッケにしまいながら
ゆっくり振り返る
「センパイ!・・・いえ、なんでも?」
焦った~
「そういえばこの間の合コン、残念だったな。体調悪くて先に帰っただろ?」
「あ~」
合コン・・・
「何赤くなってるんだ?さてはお前も、あのあと、誰かから連絡もらったのか?」
「えっ?いえいえ、そんなっ!貰ってませんよっ?」
・・・・ おまえも?・・・も?
「そっか~ じゃあユノだけかぁ」
嫌な予感的中・・・
「・・・ あのひと、貰ったんですか?」
「ん?あぁ、オレ、ユノの連絡先、3人から聞かれたから。
オレのも聞かれたけど、明らかについで、って感じだったな」
「まさかそれ・・ ユノに教えたんですか?」
「もちろん。だってあいつ、彼女欲しがってただろう?
教えたときも喜んでたぞ。」
「へぇ~・・・」
喜んでた・・・ね?
彼女、欲しかったんだ?
『オレの気持ち』 って、こういうことだったんですか!
あ~~ そういえば、可愛いって言われただけで
別に好きだとか言われたわけじゃないし
なんだよ、勝手に勘違いして、さらに熱出したりして
バカじゃないですかっ!!!
風邪、治して ひとり期待して・・・・
ここ最近、帰りが遅かったのは
・・・・・ ほんとに仕事?
その彼女たちに会ってたんじゃ?
「せんぱい!! また合コンあったら誘ってください!
次はー あの人、抜きで!!!」
「ん?あ、あぁ・・ そうだな。オレもそう思ってたよ
アイツがいたら女の子、みんな持ってかれるからな!!」
だから、行かせたくなかったんだ
「そうですよ!絶対呼ばずにやりましょう!!!」
でもそんなの、僕ばっかりで
ユノは全然・・・・
「ん~でもいいのかぁ? ユノのやつ、すっかりおまえの保護者気取りでさ・・」
「はい?」
ほごしゃきどり?・・って?
「おまえの連絡先を聞いてきた子はいたのか?って聞かれた。」
・・・・・ え?
「それから、今後一切、おまえを合コンに誘うな、とも」
「・・・・・・・・・」
「なんだろうね~?一緒に住んで兄貴風でも吹かしてるのか?
アイツがあんな煩いやつだなんて思わなかったよ
もしかしてチャンミン、いつもあんな煩く言われてるのか?
こりゃあ、とっとと住むとこ見つけて出て行った方がー」
「あー・・ いいです、別に」
やばい・・・
今、耳まで赤くなってる、僕・・・
「そ、そうか?・・・ まぁな、あいつ、面倒見がいいし
悪い奴じゃないんだよ、それは俺が保証する!」
そんなことっ・・
センパイに保証されなくたってわかってます
・
・
・
・
・
ブーー、ブーー、ブーーー
ポッケの中で携帯が着信を告げた
・・・ もしかして、チャンミン?
昼間、突然切られた電話が脳裏を過った
オレはスマホを取り出すと
届いたメールを確認する
「・・・・・・」
「おいおい、ユノ~~ 今日それ、何度目だぁ~?」
「そんな携帯ばっか気にして・・ 彼女からの連絡待ちかぁ~?」
「・・ 悪い!!今夜はこれで先に帰らせてくれっー」
「はぁ?」
「ユノっ!?」
こんなメールもらって・・・・
帰らずにいられるかっ
いいのか・・?
いいんだよな?
ーー 起きて待ってたら・・・ ユノの気持ちを教えてくれる?今夜。
つづく・・・
(素敵な画像、お借りしました。ありがとうございます)
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この、焦れる感じが大好きなの・・(▰˘◡˘▰)
大切なことは、二度、言いましょう
ユノさん
おたんじょうび、おめでとうございます![]()


